2003年度 共同研究 「イラク戦争を考える」第1部
慶應義塾大学 経済学部 延近研究会 編著
- 「イラク戦争を考える 第1部」(pdf. 3.6MB)
- 著作権保護のために,ファイルのダウンロードおよび印刷はできますが,文章や図表などのコピーはできないようなセキュリティ設定としてあります。また背景にわたしのニックネームが透かしとして入っています(2009年12月30日公開)。
なお,イラク戦争を含む「対テロ戦争」と‘新帝国主義戦略’についてのわたしの見解は,別に「薄氷の帝国 アメリカ」と題する論文として公開しています
[目次]
第1章 「イラク戦争」前史
はじめに
第1節 第二次世界大戦〜イラン革命
(1) ソ連封じ込め政策
(2) 親イスラエル寄りの政策
(3) エジプト・イスラエル和平合意へ
第2節 イラン革命〜イラン・イラク戦争へ・・・イラン支援からイラク支援へ方向転換
(1) アメリカ中東政策にとってのイラン革命
(2) イラン・イラク戦争の勃発〜停戦までの流れ
(3)アメリカの矛盾と二重基準
第3節 冷戦終結後のアメリカの対中東政策
(1) イラン・イラク戦争後の湾岸政策
(2) 冷戦終結後のアメリカの中東政策
(3) 湾岸戦争下でのアメリカの中東政策
第4節 湾岸戦争後〜米同時多発テロに至るまで
(1) 湾岸戦争後の対アラブ・イスラム政策
(2) クリントン政権下の対アラブ・イスラム政策
(3) クリントン政権下での中東政策のまとめ
(4) イスラエル寄りの中東和平プロセス
第2章 「イラク戦争」への道@―同時多発テロ発生〜ブッシュ・ドクトリン
はじめに
第1節 同時多発テロに至るまで
(1) クリントン政権の対アフガニスタン政策
(2) アメリカへのテロ
(3) テロ事件に対するアメリカの対応
第2節 ブッシュ・ドクトリン
(1) ブッシュ・ドクトリン
(2) ウォルフォウィッツ・ドクトリン
第3節 テロ事件後の変化
(1) アメリカ世論の動き
(2) アフガニスタン戦争
(3) アフガニスタンの復興
第4節 「イラク戦争」に向けて
(1) 新しい戦争
(2) 9月12日,国連総会の一般教書演説
第3章 「イラク戦争」への道A―国連の果たした役割
はじめに
第1節 国連発足から冷戦終結まで
(1) 成立当時の国連の姿
(2) 冷戦開始とアメリカ主導型へと移行する国連
(3) 冷戦下における国連の機能麻痺
第2節 新世界秩序から湾岸戦争までの国連
(1) 冷戦終焉とポスト冷戦状況下の国連
(2) 湾岸危機
(3) リンケージ問題
(4) 湾岸戦争までの経緯
(5) 湾岸戦争における国連安保理事会の特徴
(6) 開戦から停戦まで
第3節 テロ事件までの国連
(1) 湾岸戦争以降の紛争と国連
(2) 国連に対する国家の指導力
(3) 2001.9.11同時多発テロ発生〜国連の動き
(4) アフガニスタン戦争の開戦
(5) 対テロ戦争の残した影響
(6) アメリカの政策転換
第4節 「イラク戦争」に至るまでの経過と国連
第5節 「イラク戦争」における各国の対応
(1) イギリス
(2) ロシア
(3) フランス
(4) ドイツ
(5) 中国
第4章 日本の対応(日米関係)
はじめに
第1節 日米軍事同盟における日本の役割の変化
(1) 日米安保条約の改定
(2) 日本の「経済大国」化とベトナム戦争
(3) レーガン政権期の政策と日米共同防衛体制
(4) 冷戦終結と日米安保再定義
第2節 1990年代の日米関係
(1) アメリカ経済の「復活」と日本経済の長期停滞
(2) 日米安保体制の変質
第5章 「イラク戦争」の目的―諸説の検討
第1節 アメリカの軍事産業と軍事費への影響
(1) アメリカの軍事費
(2) アメリカの軍需産業
(3) アメリカ政府と軍需産業との関わり
(4) 湾岸戦争という軍事SHOW
(5) アメリカのイランへの軍事援助
(6) イラク軍の戦力と米国軍の戦力
第2節 新保守主義―ネオコンの勢力拡大
(1) ネオコンとは何か?
(2) イラク戦争への影響
第3節 石油利権
(1) 湾岸戦争による石油の影響・問題
(2) イラク戦争における石油問題
第4節 大義名分
(1) テロ支援国家
(2) 世界民主化
(3) 大量破壊兵器
第5節 メディアコントロール
(1) 大量破壊兵器所持問題
(2) ジェシカ・リンチに関する報道
補章 終わらない「イラク戦争」
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