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JSPS 科学研究費補助金 基盤研究(B)

集団的評価の研究:情報の活用、バイアスの排除および適切な競争の促進(24K00239)

A Study of Collective Evaluation: Utilization of Information, Exclusion of Biases, and Promotion of Adequate Competition

本研究の目的

経済活動は価格のみならず、ランキングや賞などの様々な比較評価情報によっても大きく影響される。現実的には専門家など社会の一部が社会全体に影響を及ぼす比較評価を行っていることが多い。この場合、評価対象との利害関係などのバイアスをできる限り排除しつつ、評価者の持つ情報は活かす必要がある。また、評価対象側が評価者にコネを作ろうとするような戦略的行動は排除しつつ、適切な競争は促進すべきである。本研究は数理的アプローチで、評価者が持つ可能性のある任意の評価情報とバイアスを考慮して集団的評価を導出する集計ルールの望ましい性質の定義および設計を行う。評価者と評価対象間の関係性を考慮した集団的意思決定問題は限定的な状況のみしか研究されていないので、本研究が本格的な研究の第一歩となる。

研究期間:令和6(2024)年度ー令和10(2028)年度

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研究組織

研究代表者:グレーヴァ香子(慶應義塾大学経済学部、教授)

研究分担者:

河田陽向(駒沢大学経済学部、講師)

中村祐太(横浜市立大学国際総合科学部、准教授)

岡本実哲(明治学院大学経済学部、准教授)

報告書

2024年度(令和6年度)実績等報告




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