学生による授業評価
マルクス経済学 I
2007年度 春学期
アンケート内容と集計結果
アンケート用紙 pdfファイル
実施日:2007年6月26日
回答数:131人(履修者の34.9%)。矛盾した回答や記述など真摯な記入と思えないものも10枚以上あったが,そのまま集計した。
*匿名アンケート形式の「学生による授業評価」には意義とともに限界もあります。この点については,「学生による授業評価」の意義と限界もご覧ください。
学生による授業評価 | |||||
*匿名ですので正直に答えてください。 | |||||
*自分の感想に近い数字に○を付け,理由や特記事項があればその下に記入してください。 |
(1)授業内容について | ||||||
(a) | 興味や関心 | 1.持てた | 2.やや持てた | 3.あまり持てなかった | 4.持てなかった | |
(b) | 難易度 | 1.易しい | 2.やや易しい | 3.普通 | 4.やや難しい | 5.難しい |
(c) | 自分の理解度 | 1.理解できた | 2.ほぼ理解できた | 3.あまり理解できなかった | 4.理解できなかった |
(a)興味や関心は,「持てた」・「やや持てた」が86%(7ポイント減少,昨年度比,以下同じ)。 (b)授業の難易度は,「易しい」・「やや易しい」・「普通」が58%強(約2ポイント減少)。 (c)理解度は,「理解できた」・「ほぼ理解できた」が75%(2ポイント減少)。 いずれも昨年度とほぼ同じか若干の減少であるが,興味や関心が「持てた」が47%で7ポイント増加,また難易度では昨年度にはなかった「易しい」が約2%,理解度で「理解できた」が8%で5ポイント増加している。 昨年度に比べて履修者が約100人増加したことから,授業に真剣に取り組んだ学生と漫然と出席しているだけの学生の2極分解が強まったのかもしれない。 |
(2)授業方法について,次の各項目は勉強する上で役に立ちましたか? | |||||
(a) | プロジェクター | 1.役に立った | 2.やや役に立った | 3.あまり役に立たなかった | 4.役に立たなかった |
(b) | ウェブサイト | ||||
(c) | 課題レポート |
(a)プロジェクター(パワーポイント)は,「役に立った」が78%,「やや役に立った」と合わせると97%,昨年度とほぼ同じで,文章や図表のアニメーション効果などが内容の理解や授業への集中力の維持に貢献したのだろう。 なお,今年度の教室の教育機器の使い勝手の問題(プロジェクターとホワイトボードを同時に使用できない)から板書は最低限にとどめざるを得なかったので,アンケート項目から削除した。 (c)ウェブサイトの利用について,「役に立った」と「やや役に立った」が92%で昨年度並み。 (d)課題レポートについて,「役に立った」と「やや役に立った」と合わせると96%でこれも昨年度とほぼ同値。 学習のための指針として役立つことが定着している。 |
(3)教員の講義への取り組み方について | ||||||
(a) | 話し方 | 1.わかりやすい | 2.ややわかりやすい | 3.ややわかりにくい | 4.わかりにくい | |
(b) | 解説(例示など) | |||||
(c) | 教育への熱意 | 1.感じた | 2.やや感じた | 3.あまり感じなかった | 4.感じなかった |
(a)話し方は,「わかりやすい」が34%,「ややわかりやすい」と合わせた肯定的評価は74%で昨年度より約7ポイント低下。 (b)例示などの解説は,「わかりやすい」が44%,肯定的評価は90%で昨年度と同値。 (c)教育への熱意では,「感じた」が55%,肯定的評価は94%で昨年度並み。 |
||||
毎年アンケートを実施してきて感じることであるが,アンケートの質問項目に真剣に考えたとは思えないような回答が少なからずあるのは別としても,学生による授業評価にはいくつか問題点がある。
もちろん,こうした限界があるとはいえ,教師は自分の授業について独りよがりになりがちであるし,あるいは講義内容が学生に伝わっているものと思い込みがちであるから,学生が自分の授業に対してどのような評価をし感想を持っているのかを知ることは重要である。 |
(4)あなた自身の授業への取り組み方について | |||||
(a) | 出席率 | 1.毎回出席 | 2.3/4以上出席 | 3.1/2前後出席 | 4.1/4以下 |
(b) | レポート提出率 | 1.毎回提出 | 2.2/3以上提出 | 3.1/2前後提出 | 4.1/4以下 |
(c) | 予習や復習 | 1.努力した | 2.やや努力した | 3.あまり努力しなかった | 4.努力しなかった |
(a)出席率は,毎回出席が74%(6ポイント増加),3/4以上が95%。アンケート実施日はレポート提出日ではなかったから,履修者の約1/3が常時出席し,それ以外のほとんど出席しない学生とに2極分解していることがうかがわれる。 (b)レポート提出率はほぼ毎回提出者が約86%で昨年度並み。 (c)予習・復習の努力についての自己評価はかなり低く,「努力した」・「やや努力した」が約5割で,これも昨年度並み。 |
(5)全体的な満足度 | ||||||
(a) | この授業に対して | 1.満足 | 2.やや満足 | 3.普通 | 4.やや不満 | 5.不満 |
(b) | 他の授業と比較して | |||||
(c) | この授業の履修を他の人 にも勧めますか? |
1.勧める | 2.どちらかといえば勧める | 3.あまり勧めない | 4.勧めない |
(a)この授業に対する満足度は,「満足」が38%(13ポイント増加),「やや満足」と合わせて66%(2ポイント減少)。 (b)他の授業と比較した満足度では,「満足」が49%(13ポイント増加),「やや満足」と合わせると79%(2ポイント増加)。 (c)他人に履修を勧めるか否かでは,「勧める」が41%(13ポイント増加),「やや勧める」と合わせると93%(11ポイント増加)。 |
(6)その他:自由に書いてください。 |
具体的な記述内容は下の表を見てください。 |
(6)の記述項目と記述内容
(1)〜(5)の各項目に特記事項として記入されたものも掲載。原則として原文のままです。青字は私のコメントです。
記述項目 | 記述内容 | |
(1) | 授業内容 | 授業内容に興味を持つことはできたが,教科書やウェブサイトの解説がやや難しく,理解に苦しむことが何度かあった。 難しいと思われることにチャレンジしていくのが大学の授業であり,それが能力を磨くことにつながると思うのですが・・・。努力してもわからないことがあれば遠慮なく質問に来てくださいね。 |
(1)(a)イントロダクションから丁寧に解説していただけたので,良かった。 (2)(c)大切な要点を整理して,次につなげていくのは大切なことだと思いました。 (3)(a)時々,話すペースが速くなって,特に要点などノートをまとめるのに労を要する所がありました。はしか休校のせいでしょうか。(b)現代との関連を考察していただけたのは良かったが,例示もスライドに入れてほしかった。 はしかの流行による休校は確かにその分しわ寄せが出てしまいました。ただ,話を聞きながらメモをとっていく能力を磨くことはこれからの大学生活,社会人としての生活で不可欠です。頑張ってください。どうしてもわからなかったところは質問にどうぞ。授業中の例示はみなさんの反応を見ながら,またその時々の経済情勢などを考えて,授業中に臨機応変に取り入れることがほとんどですので,スライドに入れるのは無理なんです。 |
||
[理解度]わかりやすかったです。 [解説]講義がわかりやすくて好きです。 |
||
[興味]思った以上にわかりやすく,興味を持てた。秋学期は英語の授業を履修してしまったので,この授業を受けられないのが残念です。 | ||
(2) | 授業方法 | [パワーポイント](役に立ったが)ただ,端に字があると見えないことがある。 [レポート]授業内容を確認できてよかった。 |
ウェブサイトがとても良いです。合間の話もおもしろく,ためになります。 | ||
過去問,レポートの解答,解説をもっと詳しくして欲しいです。 答案やレポートをまとめるために必要充分なポイントを解説として掲載しています。ノートと私の授業中の話を思い出しながら,自分の力で文章化することがトレーニングであり,また理解を深めることになります。 |
||
ハンドアウトの内容が論理的順序で構成されていてわかりやすかったです。 | ||
レジュメと授業の時に先生が使うパワポの内容を同じにして欲しいです。 「内容を同じに」という意味がよくわかりませんが,パワーポイントの原稿をもとにして講義資料(レジュメ)を作成しています。1行の文字数が違うのでまったく同じ体裁にするのは不可能です。また,レジュメに空欄を作っている意味は,ただ文章を読むよりも授業に集中し,書くことで理解と記憶が確かになる効果があるはずです。このことは授業で説明済みです。 |
||
レポートを書く時,正直苦労したが,後で解説をアップしてもらったので助かった。 | ||
課題レポートを有効に活用すべきだと思った。 | ||
レポート提出がすごく有意義でした。 | ||
レポートが復習の一つとなって良かったです。 | ||
授業の進め方はとても効率が良くていいと思う。 | ||
プリントと課題がとても役に立った。しかしマルクス経済学の全体像がまだ把握できていない。 マルクス経済学の理論体系の概要は4月の最初の講義で説明済みですし,ウェブページにも掲載しています。ただ,春学期の授業だけで「マルクス経済学の全体像」を把握するのはいくらなんでも無理です。 |
||
レジュメという形式が取り組みやすかった。 | ||
レジュメがきれいにまとめてあり,また授業で自分で書き込む形式となっているのが,すごく良いです。話を聞こうというやる気もでるし,参加意欲もでるからです。 | ||
レジュメだけでは理解し難い論点も,具体例があって分かりやすかった。レポートによって授業の復習できた。 | ||
スライドのペースが早い時があるので書くことが多いときはもう少しゆっくりすすめて欲しいです。授業中の余談はおもしろい話が多く楽しいです。 | ||
[ウェブサイト]レポートの解説がもう少し詳しいとなお良かったと思う。 [解説]雑談が面白かった。 [授業方法]穴埋め形式は授業に集中できるようになるため,良い方法だと思うが,プロジェクターでの黒色の字を埋めるのに気づかないことがあったので,特に語尾が空欄の時,下線を引くといった対策をとれば良いかなと思った。予習をしとけ,と言われればそれまでだが,このくらいはやってもいいのでは?と思う。 講義資料を事前に読んでおくことぐらいは「やってもいいのでは?」 |
||
[PPT]スライドショーが分かりやすかったです。 [レポート]次回の授業の理解度が増したように思います。 [その他]2年生になってからの授業で一番面白いと思っています。先生のゼミにも興味があります。 |
||
(3) | 教育姿勢 | 現実の状況に照らし合わせての解説は興味深く,わかりやすかった。内容が充実していると感じた。 |
パワポなど,先生が授業前によく準備してくださっており,とてもわかりやすかった。 | ||
課題がやや大変だが毎回しっかりやると力がつくと思う。プロジェクター・レジュメは見やすく,先生の話し方も大変わかりやすい。現代の問題とも絡めて説明してくれるため,ためになる,視野が広がる。 | ||
先生の授業の話し方がとても良かったと思う。また課題レポートは自分のためになるのでこれからも続けていこうと思う。 | ||
毎回のラストスパートを控えてほしい(レジュメの空白が写せない) | ||
話すスピードが早い感じがする。レジュメがあって穴埋めしている時に具体例などが話されるとメモをとることができない。 | ||
PPのめくる速度が速い。声が聞こえない。マイクのボリュームを上げてください。 | ||
もっと大きな声で話してほしい。レジュメの穴埋めをもっとやりやすくしてほしい。写すのに時間がかかって話がきけない。 上にも書きましたが,話を聞きながら理解し,メモをとっていく能力を磨くことはこれからの大学生活,社会人としての生活で不可欠です。テキストもあるのですから予習もされてはいかがですか? |
||
話が聞き取りにくかった。 同様の指摘は8件ありました。秋学期はできるだけ聞き取りやすいような音量を心がけてみます。集計結果の(3)の最後のコメントも参考にしてください。 |
||
(6) | その他 | 先生の熱意をとても感じました。また,私達学生への配慮も行き届いていて素晴らしかったと思います。残念ながら,他の授業ではここまでしていただけません。そのありがたみをとても感じました。 |
授業もわかりやすいし,先生もおだやかで良い授業だと思う。また,マルクス経済学は過去の学問だと思っていたが,現代にも通じるところがあり,びっくりした。何よりも理論の展開の過程が分かりやすい。 | ||
現代起こっている事象と関連したお話を聞きたかったと思いました。 | ||
マルクス経済学と聞いて,難解なものに感じていたが,先生の指導のおかげで非常に有意義なものになった。 | ||
モア・ダンディ!意味不明!? | ||
レジュメの空欄が多すぎる。雑談が多すぎる。受講人数が多すぎる→2つに分けるべきではないか? レジュメの空欄は重要事項を書き込むことで理解と記憶がより確かになるように考慮して作っています。「多すぎる」というのは書き込む手間を省いて楽したいという意味?「雑談」が何を意味するのか不明ですが,授業中の私の「余談」のことであれば,すべて授業内容の理解を助ける話または現代経済との関連についてであり,ムダ話は一切していませんよ。「受講者の数」については,スタッフの人数・教室の配当など難問山積です。ただ,受講者が多いことであなたにどんな不都合がありましたか?また,あなたは適正規模は何人ぐらいと考えていますか? |
||
この授業は出ようって思いました!途中でやる気をなくさなかったのは,理解しやすく学ぶのがおもしろかったからだと思います。 | ||
レジュメがしっかりしていたので,授業に取り組みやすかったです。課題もそれまでの内容を自分の中で整理するのに役立ちました。自分自身で一生懸命取り組んだ授業のベスト3に入る授業でした!少し説明が早口だったのが残念でした。 | ||
秋学期や三田での知識につなげられるよう精進したいと思います。 | ||
全体的に満足しています。 | ||
マルクスって社会主義ですよね?授業内容は批判する内容なんですか,それとも経済学の流れをやってるのかがわかりません。 4月の最初の授業で,この「よくある質問」に答える形式で説明しています。「スタディ・ガイド」を読んでください。 |
||
授業に出席する学生のモチベーションが経済学部で一番高い気がしました。 | ||
うるさい人にはもっと厳しい対応をして良いと思います。 私語については他に3件の要望がありました。出席者であればおわかりだと思いますが,授業中にかなり注意しており,教壇にいる私の印象ではかなり静かだと感じていたのですが。 |
||
私語をもう少し注意しても良いと思う。 | ||
どこらへんの話がマルクス経済学なのかいまいち分かりませんでした。1つ1つのトピックの話は分かりやすかったのですが,それらの関連性などが理解できませんでした。 う〜ん,どこらへんと言われても,全部がマルクス経済学なんですが・・・つまりは資本主義経済システムを批判的に分析する学問なんです。関連性は毎回の授業の最初と最後に説明しているのですが。 |
||
論理立った授業で,経済の仕組みの基本や歴史的背景を理解できて非常に満足できるものだった。 | ||
授業に関し,内容は理解していると自分で思います。しかし,社会に出てどのタイミングでマルクス経済学を使えるのか,自分の中では少ししか思いつきません。なので,「どういうタイミングでこの考え方をベースにすると良い」というのを先生の意見でかまいませんので,もっと教えていただけると幸いです。 上にも書きましたが,マルクス経済学は資本主義経済システムを批判的に分析する学問ですから,そのような視角から現代のさまざまな経済現象を分析することができます。授業の際にも現代の経済との関連についていろいろと触れました。なお,大学で学ぶことで直接に社会生活に役立つことは多くないと思います。大学は直接役立つ知識やスキルよりは,あらゆることに応用可能な考える力・知恵を身に付けるところだと思っています。 |
||
量が多すぎてテストに対する不安がいっぱいです・・・ | ||
ある程度はきびしく,楽勝ではなかったけれど,毎回レポートを提出したり,少し努力をすれば理解できる内容で充実した授業だったと思う。 | ||
書くのに精一杯で,授業を聞くのに手が回らず,あまり深い理解につながりにくかった。 | ||
プリントの書き込みが多すぎて板書とるのが大変,書いてばかりで頭に入らない。考えるヨユウがほしい。板書のどこをプリントに書き込むのかが見づらい。用語が抽象的でわかりづらいのはしかたがないが,説明も抽象的でわかりにくい。もっと具体的な身近な例もとりいれてほしい。 すぐ下の学生の感想と対照的ですね。今までコメントしてきたことと重なるし,もう私からコメントすることはありません。 |
||
(1)(a)最初マルクス経済学って何かな,私にわかるかな,と不安でしたが,授業を受けるうちにどんどん楽しくなりました!! (b)先生がかみくだいて,ていねいに説明してくださるので,すごく取り組みやすいです。 (c)同上。 (2)(a)ノートが取りやすく,また授業をまとめやすくて大変良かったです。 (b)課題の解説や過去問など,すごく利用させていただいてます。 (c)講義を聞いてなんとなくつかんだ内容を,自分の言葉でまとめ直すのは,より一層の理解を深めることにつながったと思います。 (3)(a)すごく聞きやすかったです。 (b)身近な例をあげてくれたり,わかりやすい例をあげて説明してくださるので,すごく良いです。 (c)今まで授業を受けた中で,いちばん熱意を感じました。他の先生は自己満足型が多いです。 (4)(a)毎回出席する価値があります!!というか,聞き逃すのはもったいない。 (b)自分のためになりました。 (c)予習はあまりしなかったように思います(汗マーク)。 (5)(a)大変ためになりました。 (b)他の授業もこれくらいのクォリティになれば,大学は素晴らしいと思います。 (c)もちろん勧めます。 (6)べた褒めですね。。。秋学期も,大いに期待しています。 この学生は全項目についての感想を書いてくれました。確かに照れるぐらい「べた褒め」ですね。この授業があなたの今後の糧になれば,教師としてこれ以上の喜びはありません。 |
(7)答案に書かれた感想や要望
定期試験の問題の末尾に「時間に余裕があれば,授業や試験問題に対する感想・批判などを書いてください。今後の参考にします。」と書いています。
今回も30名以上の人が書いてくれていました。上記のアンケートとも関係するので,「ありがとうございました」のようにたんなる儀礼的なもの,単位取得の要望などをのぞいて,一部を紹介しておきます。(原則として原文のままですが,明白な誤字は修正してあります)
例年,答案に感想を書く人の解答内容(≒成績)はあまり良くないのですが,今回は感想を書いた人の答案の内容は優れているものも多く,しかもかなりの字数が書かれていました。もちろん例外もありますので,ここに紹介されているからといって,成績が良かったのだと誤解しないように!
1 | 今まで受けたどの授業よりも,わかりやすく丁寧なレジュメ・説明で,勉強し理解するのが楽しかったです。 |
2 | 講義内容をふまえた上で,試験問題を見ると,まさに重要と言われていた部分が取り扱われていると思った。そのため,講義が試験に非常に役立ち,毎回出席していてよかったと思える内容であった。重要という部分をおっしゃっていただけると,勉強のポイントもわかりやすくなり,非常に良い講義であったと感じることが出来た。 |
3 | 講義の段階ではマルクス経済学の意義を明確に理解することができませんでしたが,自宅で復習するにつれて,この学問は現代社会において必要な学問であることが理解できるようになりました。派遣労働を例にとって考えれば,派遣会社の剰余価値率など,様々な面からも問題があることが分かりますし,この例の他にも,マルクス経済学は私たちの生活に密着した学問だと思っています。 |
4 | 講義はレジュメによる穴埋めで学生の注意を促し,その一方でとても分かりやすい具体的な例を挙げて説明をしていただいたおかげで,とても楽しく有意義なものになりました。ありがとうございました。試験問題は過去のものと比べると,いささか容易であったと思いましたが,50分という試験時間に合った程よい量でした。 |
5 | 授業は興味深いもので,非常に有意義な知識を得られた。出来れば,もう少し,現代ではこの項がどのような面で役立てるのかといった話をして頂けると,知的興味が得られると思った。確かに,先生はアルバイトの例などを出してわかりやすく教えて頂いたが,もっと知りたいと思った。ともあれ本当に充実した授業でした。ありがとうございました。 |
6 | 授業を受ける前は,ソ連や中国に見られたマルクス主義の勉強をするのか,少々疑問もあったが,受けていくうちに,マルクスがただ社会主義を頑なに唱えるのではなく,資本主義を切り口鋭く批判していることに気づいた。マルクスの言う社会主義が果たして最高のシステムかはともかく,資本主義批判は面白かった。 |
7 | 先生のサイトが学習にとても役立ちました。とてもわかりやすく,価値増殖の仕組みについての理解も意欲的に行なえました。自分はマクロ経済学,ミクロ経済学,経済史が苦手ですが,先生のマルクス経済学を学び,他の分野の学習にもつながりました。 |
8 | 大学1年のときには,あまり授業に熱心な先生がいなくてつまらなかったので,今回先生のマルクス経済学を履修して大変良かったと思う。わかりやすく丁寧に教えてくださってありがとうございました。この理論を現代の世の中で起こっている事象との関連性についてお話いただけたらうれしいです。 |
9 | 延近先生の授業は徹底して理論的に論議が進められるので,どの概念も当然のこととして理解でき,大変身に付きました。丸暗記ではなく,根拠をたどっていくと,全ての事象がつながっていることに気付き,とてもおもしろかったです。 |
10 | 春学期を通してマルクス経済学について,様々な知識を得ることができ,マルクス経済学に対する興味が湧きました。それもあってか,授業・課題ともに意欲的に参加でき,特に全7回のレポートは授業内容の理解を一層深めたことを深く実感しています。 |
11 | マルクス経済学は比較的身近な「商品」や「貨幣」というものを扱っているのに,これまでの生活で持っている先入観とは相違する理論が多く,「社会は本当はこうやって動いていたのか」と感心した。 |
12 | レジュメの穴埋めやカラーを使った説明によって授業の大事なポイントが分かったし,毎回の課題によって,マルクス経済学の内容が復習できて,自然と頭に入ってきました。とても分かりやすい効率的な授業だと思いました。 |
13 | レジュメや講義が分かりやすかったため,とても勉強がしやすかったです。また,レジュメは1から10まで説明しているわけではないため,自分でしっかり考えなくてはいけなくて,それをまとめることで文章力も磨くことが出来た。 |
トップページへ(検索サイトからこのページへ来られた方用)