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80年代後半の景気拡大期におけるバブルの果たした役割について |
概要 |
バブルの発生局面から崩壊局面までの過程を考察することによって,80年代後半の景気拡大に対してバブルがどのような役割を果たしたかを分析する。 |
主要参考文献 | 野口悠紀雄『土地の経済学』日本経済新聞社,1989年 同上『バブルの経済学』同上,1992年 宮崎義一『複合不況』中公新書,1992年 |
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金融自由化の日米比較と日本の金融の行方 |
概要 |
最近,日本の金融業界が衰退しているといわれているが,その原因が金融自由化の中にあると考え,日・米の金融自由化を分析・比較することによって,今後の日本の金融が進むべき道を模索する。 |
主要参考文献 | 斎藤精一郎『ゼミナール現代金融入門』日本経済新聞社 鈴木淑夫『日本の金融と銀行』東洋経済 貝塚啓明・池尾和人『金融理論と制度改革』有斐閣 |
テーマ |
占領政策の転換が日本経済に与えた特質 |
概要 |
現代の日本経済が抱える問題について,占領期,特に占領政策の転換によって規定されたものに関して考察する。 |
主要参考文献 | 『昭和財政史』3,4,大蔵省財政室 歴史学研究会『日本・同時代史』 坂本義和『日本占領の研究』 井村喜代子『現代日本経済論』 |
テーマ |
価格破壊 |
概要 |
価格破壊とは何か。いいことなのか。またどのように価格破壊は可能になったのか。 |
主要参考文献 | 久保田千貫『価格戦略』同文社 北原勇『独占資本主義の理論』有斐閣 高谷和夫『超価格破壊と製配販同盟』産能大学出版部 |
テーマ |
戦後型企業集団の形成とその特徴 |
概要 |
銀行,商社が企業集団の中心となっているということを否定的に考え,考察していく。また,財閥と企業集団との比較という観点からも考察していく。 |
主要参考文献 |
テーマ |
環境保全型企業経営の構築 |
概要 |
企業がどのように環境保全にとりくんでいくべきか,そしてそのためには企業・社会にどのような体制が必要か,を明らかにしたい。特に日本の企業を対象に論じる。 |
主要参考文献 | 『地球環境時代の企業経営』有斐閣 『環境監査入門』日本経済新聞社 |
テーマ |
日本的経営の変遷 |
概要 |
特殊な環境のもと,生成・確立を果たした「日本的経営」は,日本企業を支える大きな源となり,日本経済を高度成長へと導いてきた。しかし近年,その周囲の環境は著しく変化をとげ,その変容を迫られている。本論文では,その現実的役割及びその史的成立背景をふまえ,その変容を「ポスト日本的経営」として検証することを目的にしている。 |
主要参考文献 | 間宏『日本的経営』 小池和夫『仕事の経済学』 佐野陽子『賃金と雇用の経済学』 |
テーマ |
途上国における貧困問題―「自助努力」の支援と国際教育協力・援助の必要性― |
概要 |
途上国における貧困問題を克服するためには,「自助努力」の支援と国際教育協力・援助が重要であるという立場から,この2つについて,現状や課題について分析する。 |
主要参考文献 | 世界銀行『世界銀行年次報告』1993,94年 JICA『教育援助検討報告書』1991年 外務省『経済協力評価報告書』1991年 中岡哲郎編『自然と人間のための経済学』朝日新聞社,1986年 |
テーマ |
NAFTAとアメリカ経済 |
概要 |
NAFTAとはどのようなものなのか,また,NAFTAはアメリカ経済に,産業にどのような効果をもたらすのだろうかということをメインテーマにした。また,日本との関係についても扱い,どのような影響があるのか考える。 |
主要参考文献 | The Mexico-U.S. Free Agreement,『一体化する北米経済』,『NAFTAを読む』 |
テーマ |
日米経済摩擦 |
概要 |
日米関係を考える際に常に両国の懸案となってきた日米経済摩擦が,実際には経済学の理論とは離れたさまざまな要因によって,あるいは経済学的立場の違いによってより複雑で困難なものへとなっていったことを明らかにする。 |
主要参考文献 | 坂井昭夫『日米経済摩擦と政策協調』 竹中平蔵・石井菜穂子『日米経済論争』 小宮竜太郎『貿易黒字・赤字の経済学』 |
テーマ |
平成不況とバブルの関連 |
概要 |
平成不況の一要因として,バブル崩壊後の資産デフレがあげられるが,景気回復が困難なほど,実体経済にもバブルは悪影響を与えたのか,バブルとは何であったのかについて述べたい。また,バブルの発生過程や崩壊についてもふれていく。 |
主要参考文献 | 野口悠紀雄『バブルの経済学』日本経済新聞社 宮崎義一『複合不況』 『経済統計年鑑’93』東洋経済新報社 |
テーマ |
1980年代日本の発展とME技術革新 |
概要 |
1980年代,日本は先進資本主義国の中で唯一といっていいほど比較的順調な経済発展を遂げた。当時の日本の発展を,独占資本主義段階における「停滞基調」からの脱出であったととらえ分析すると同時に今後の日本経済に関する考察も行なう。 |
主要参考文献 | 井村喜代子『現代日本経済論』有斐閣,1993年 北原勇『独占資本主義の理論』有斐閣,1977年 北田芳治・相田利雄編『現代日本の経済政策』大月書店,1979年 通産省編『90年代の通産政策ビジョン―地球時代の人間的価値の創出へ―』通商産業調査会,1990年 |
テーマ |
製造業は大切です |
概要 |
アメリカ経済の衰退は製造業の衰退と考え,日本経済が危ないということを論じたい。 |
主要参考文献 |
テーマ |
円高〜日本経済への影響 |
概要 |
円高,特に93年度から始まったあの急激な円高は何なのか,その要因,そして日本経済への影響はどんなものなのか,またどんな問題が存在するのか探ってみることがこのテーマのねらいである。 |
主要参考文献 | 宮川努・徳井丞次『円高の経済学』東洋経済新報社,1994年 植草和秀『為替の経済学』岩波書店,1992年 経済企画庁『経済白書平成6年度版』 |