パレスチナ情勢年表 2025年
1月
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は12人,負傷者は41人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,553人,負傷者は108,379人と発表(1日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも36人死亡,医療関係者発表,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により少なくとも15人死亡,北部ガザ市郊外のシェジャイアで空爆により少なくとも8人死亡,中部ブレイジ難民キャンプで空爆により10人死亡,南部ハンユニスで空爆により3人死亡(1日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がイスラエル南部に向けて多数のロケット弾を発射したと発表(1日)。
・イスラエル軍がレバノン南部のヒズボラの武器庫標的に空爆を実施したと発表(1日)。
・イスラエルのガラント前国防相が国会議員を辞職すると発表,ガラント氏は2023年3月に最高裁の権限を縮小する政府案の撤回を主張しネタニヤフ首相によって解任,解任に抗議する大規模なデモによって首相は解任を撤回,その後ハマスに対する軍事作戦で民間人に多数の死傷者が発生していることを批判し,超正統派ユダヤ教徒の兵役免除の廃止を主張したことなどで首相と対立し2024年11月に解任(1日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は28人,負傷者は59人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,581人,負傷者は108,438人と発表(2日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも74人死亡,医療当局発表,中部マガジ難民キャンプとヌッセイラート難民キャンプで空爆により少なくとも子ども5人と女性4人含む14人死亡,南部ハンユニスの内務省施設への空爆により6人死亡,他の死亡者は北部ジャバリア難民キャンプとガザ市へので空爆による(2日)。
・イスラエル軍がレバノン南部のヒズボラの中距離ロケット発射装置を攻撃し破壊したと発表(2日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は77人,負傷者は145人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,658人,負傷者は108,583人と発表(3日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも42人死亡,医療当局発表(3日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンで武装集団の銃撃によりパレスチナ人男性1人と息子1人死亡(3日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がガザ地区北部ジャバリア難民キャンプでイスラエル軍戦車5両を構成の爆薬で攻撃し破壊したと発表(3日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は59人,負傷者は273人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,717人,負傷者は108,856人と発表(4日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも73人死亡,医療当局発表とパレスチナ・メディア報道,北部ガザ市の民家2軒への空爆により少なくとも17人死亡,大多数は女性と子ども,同市の別の民家への空爆により5人死亡,10人は瓦礫の下に埋没,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により少なくとも6人死亡(4日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルスでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも1人死亡,9人負傷,パレスチナ保健省発表(4日)。
・国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が4日朝にイスラエル軍のブルドーザーがレバノン南部のラブ―二村の両国間の撤退ラインの目印とUNIFILの陣地の隣のレバノン軍の監視塔を破壊したのは,昨年11月27日に発効したイスラエルとレバノンのヒズボラの停戦協定の基礎となる2006年の「国連安保理決議1701と国際法に明白に違反」していると非難(4日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は88人,負傷者は208人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,805人,負傷者は109,064人と発表(5日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも人死亡,保健当局発表,中部ヌッセイラート難民キャンプで空爆により5人死亡,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により4人死亡,南部ハンユニスの警察署への空爆により5人死亡,中部ブレイジ難民キャンプで空爆により3人死亡,北部ガザ市シェイク・ラドワン地区の民家への空爆により7人死亡(5日)。
・ハマス軍事部門のアル・カッサム旅団がガザ地区北部ベイト・ラヒヤでのイスラム聖戦のアル・クッズ旅団とともにイスラエル軍部隊を攻撃しイスラエル兵1人を殺害したと発表(5日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン南部の民家へのイスラエル軍の銃撃によりパレスチナ人1人死亡,同地区北部ナブルスのアスカリ難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人少年1人死亡,保健省発表(5日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は49人,負傷者は75人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,854人,負傷者は109,139人と発表(6日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも48人死亡,75人負傷,保健当局発表(6日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部のユダヤ人入植地ケドゥミム近くでバスと車への銃撃により入植者3人死亡,7人負傷(6日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は31人,負傷者は57人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,885人,負傷者は109,196人と発表(7日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも38人死亡,医療当局発表,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により5人死亡,20人以上負傷,南部ハンユニスの避難テントへの空爆により子ども8人と女性5人死亡,同市で民間車両への空爆により5人死亡,北部ガザ市の民家への空爆により4人死亡(7日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部ベイト・ハヌーンで戦闘により軍部隊司令官1人と副官1人死亡と発表(7日)。
・ヨルダン川西岸地区各地でイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人3人死亡,北部ナブルス北東タムンで空爆により少年1人死亡,同地域タルーザでイスラエル兵の発砲により1人死亡,同市で銃撃戦により1人死亡,イスラエル兵1人負傷(7日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は51人,負傷者は78人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は45,936人,負傷者は109,274人と発表(8日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも22人死亡,医療関係者発表,北部ガザ市シェイク・ラドワン地区の集合住宅への空爆により少なくとも10人死亡,同市南郊ゼイトゥン地域で5人死亡,中部ディル・アルバラで空爆により3人死亡,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により4人死亡,南部ハンユニスで無人機攻撃により子ども5人死亡(8日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ナブルス北東タムンで無人機の空爆により子ども2人含むパレスチナ人3人死亡(8日)。
・米中央軍(USCENTCOM)がイエメン西部サヌアや北部アムラン州などのフーシ派の拠点や地下の武器製造施設を空爆したと発表(8日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は70人,負傷者は104人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,006人,負傷者は109,378人と発表(9日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも76人死亡,保健当局発表,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により8人死亡,中部ディル・アルバラで空爆により子ども3人含む9人死亡(9日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(10日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも15人死亡,医療関係者発表,中部ブレイジ難民キャンプで空爆により7人死亡,北部地域で空爆により3人死亡(10日)。
・レバノン南部タイル・デッバでイスラエル軍の無人機の空爆により5人死亡,4人負傷,レバノン保健省発表,イスラエル軍はヒズボラの武器輸送車両標的の攻撃と主張(10日)。
・イエメン西部サヌアやホデイダ港などをイスラエル軍が空爆,サヌアの発電所で作業員と民間人計3人負傷,イスラエル軍は発電所や港湾施設はフーシ派が軍事活動に利用と主張,フーシ派はイスラエル西部テルアビブに無人機3基を発射,紅海上の米海軍空母「ハリーSトルーマン」標的に無人機とミサイルを発射したと発表(10日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は32人,負傷者は193人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は行方不明者の死者への追加を含めて46,537人,負傷者は109,571人と発表(11日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも16人死亡,民間緊急部隊発表,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により女性2人と子ども2人含む8人死亡,北部ガザ市ダラジ地区で計8人死亡(11日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部の戦闘で兵士4人死亡と発表(11日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は28人,負傷者は89人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,565人,負傷者は109,660人と発表(12日)。
・バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し,ガザ地区の即時停戦や人質解放の必要性を強調しカタール・ドーハでの停戦交渉について協議(12日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は19人,負傷者は71人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,584人,負傷者は109,731人と発表(13日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも33人死亡,民間防衛隊当局発表,北部ガザ市の避難所の学校への空爆により家族5人死亡,同市ダラジ地区で空爆により子ども2人子ども3人含む7人死亡,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により2人死亡,5人負傷(13日)。
・イスラエル軍がガザ地区北部ベイト・ハヌーンでの戦闘で兵士5人死亡と発表(13日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は61人,負傷者は281人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,645人,負傷者は110,012人と発表(14日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも17人死亡,医療関係者発表,中部ディル・アルバラで空爆により少なくとも10人死亡,南部ラファで空爆により女性1人含む5人死亡,4人負傷(14日)。
・ハマス幹部がガザ地区の停戦交渉の仲介国から提示された停戦案について,イスラエルがガザ地区からの軍の撤退に関する工程表を提示していないため回答を保留していると発表(14日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人少なくとも6人死亡,5人負傷(14日)。
・イスラエル政府のベングヴィル国家治安相がネタニヤフ首相がガザ地区での停戦と人質解放協定に同意した場合,ハマスへの危険な降伏として閣僚を辞任すると警告(14日)。
・イエメンのフーシ派の報道官がガザ地区のパレスチナ人支援のためにイスラエル西部テルアビブの「死活的な標的」を超音速弾道ミサイル1基と無人機4機で攻撃したと発表(14日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は62人,負傷者は253人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,707人,負傷者は110,265人と発表(15日)。
・カタール・ドーハでのガザ地区の停戦交渉でイスラエルとハマスが停戦と人質解放で合意,6週間の停戦とイスラエル軍の段階的撤退,ハマスが拘束中の人質33人の解放,イスラエルが拘束中のパレスチナ人の釈放など,19日に発効予定,発効後16日目までにその後の交渉を開始(15日)。
・停戦合意の発表後にガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも32人死亡,医療関係者発表(15日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人3人死亡,負傷者多数,パレスチナ赤新月社発表(15日)。
・イスラエル軍がヨルダン川西岸地区北部ジェニン南方カバティヤでIED攻撃により兵士3人負傷と発表(15日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(16日)。
・ガザ地区各地へのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも86人死亡,民間防衛隊発表,北部ガザ市北方シェイク・ラドワン地区で空爆により12人死亡,20人以上負傷,ガザ市中心部と西部で空爆により計7人死亡,10人以上負傷,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により2人死亡,4人負傷(16日)。
・イスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区での停戦合意について,「ハマスが調停国やイスラエルと達した合意の一部に違反し,土壇場で譲歩を迫ろうとしている」と批判し,「ハマスが合意の全ての項目を受け入れたことを調停国がイスラエルに通知するまでイスラエルの閣議は招集されない」との声明を発表,スモトリッチ財務相はハマスが敗北するまで攻撃を全面的に再開する場合のみ自らの党は政権に留まると主張,ベングヴィル国家保安相も停戦合意が承認されれば政権から離脱すると主張(16日)。
・ハマス上級幹部がハマスはガザ地区での停戦合意に関与し続けていくと言明(16日)。
・イエメンのフーシ派がガザ地区でのハマスとイスラエルの停戦合意の履行状況を注視しイスラエル側に違反があれば紅海での商船への攻撃を再開すると警告(16日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は88人,負傷者は189人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,876人,負傷者は110,642人と発表(17日)。
・ガザ地区へのイスラエル軍の激しい攻撃が継続,南部ハンユニスのナセル病院近くで空爆により2人死亡,7人負傷,北部ジャバリア難民キャンプで空爆により9人死亡,ハンユニス東部の民家への空爆により5人死亡,中部ヌッセイラート難民キャンプで空爆により1人死亡(17日)。
・イスラエル政府の安保閣僚の閣議でガザ地区での停戦合意を承認,ネタニヤフ首相はハマスが停戦合意に違反すれば戦闘を再開すると言明,ベングヴィル国家保安相とスモトリッチ財務相は停戦合意が承認されれば内閣から離脱すると再度警告(17日)。
・イスラエル政府の全閣僚による閣議でガザ地区の停戦合意を賛成4閣僚,反対8閣僚で承認(18日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は23人,負傷者は83人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,899人,負傷者は110,725人と発表(18日)。
・ガザ地区南部ハンユニス西部マワシ地区の避難テントへのイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人5人死亡(18日)。
・ヨルダン川西岸地区北西部トゥルカルムをイスラエル軍が襲撃しパレスチナ人の抗議行動と衝突,パレスチナ人数人負傷(18日)。
・イエメンのフーシ派がイスラエル国防省標的に弾道ミサイルを発射したと発表,イスラエル軍は軽微な物的損害のみと発表(18日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は14人,負傷者は25人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は46,913人,負傷者は110,750人と発表(19日)。
・ガザ地区での停戦が予定の現地時間6時30分(日本時間15時30分)が過ぎても実行されず,イスラエルのネタニヤフ首相はハマスから解放される人質の名簿が提出されないため,攻撃を継続すると宣言,ガザ地区各地への空爆と砲撃によりパレスチナ人13人死亡,25人負傷,停戦仲介国は停戦発効前の48時間の「平穏」状態を要請していたが,直前までイスラエルの攻撃が継続したために名簿送付が困難だったとパレスチナ当局発表,約3時間後の9時15分に解放される人質3人の名簿が提出され停戦が発効(19日)。
・停戦の発効によりハマスが拘束していた人質のイスラエル人女性3人が解放され家族と再会,その後イスラエルが拘束中のパレスチナ人女性69人と少年21人が釈放(19日)。
・ヨルダン川西岸地区北部でIED攻撃によりイスラエル兵1人死亡,1人負傷(20日)。
・ヨルダン川西岸地区中部のパレスチナ人居住の村2カ所をユダヤ人入植者の集団が襲撃し,民家や商店などに放火し発砲,パレスチナ人少なくとも12人負傷,パレスチナ赤新月社発表(20日)。
・ネタニヤフ内閣に参加している政党「ユダヤの力」のベングヴィル国家保安相,エリヤフ・エルサレム問題相,ワッセルラウフ周辺開発相が辞表を提出(19日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は122人(うち62人は瓦礫の下などから発見),負傷者は341人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,035人,負傷者は111,091人と発表(20日)。
・ガザ地区暗部ラファでイスラエル兵の狙撃により子ども含む2人死亡(20日)。
・イスラエル軍がガザ地区の人口密集地から撤収を開始(20日)。
・ヨルダン川西岸地区北部でIED攻撃によりイスラエル兵1人死亡,1人負傷(20日)。
・ヨルダン川西岸地区中部のパレスチナ人居住の村2カ所をユダヤ人入植者の集団が襲撃し,民家や商店などに放火し発砲,パレスチナ人少なくとも12人負傷,パレスチナ赤新月社発表(20日)。
・イエメンのフーシ派がガザ地区での停戦発効を受けて紅海などでの船舶への攻撃をイスラエルと関連のある船舶に限定すると発表(20日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は72人(うち68人は瓦礫の下などから発見),負傷者は56人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,107人,負傷者は111,147人と発表(21日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人少なくとも9人死亡,40人以上負傷,パレスチナ保健当局発表,イスラエル軍は対テロ戦争の一環の作戦行動と主張(21日)。
・イスラエル政府のスモトリッチ財務相がトランプ大統領のヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植者への制裁を歓迎する声明を発表(21日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は54人(うち53人は瓦礫の下などから発見),負傷者は19人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,161人,負傷者は111,166人と発表(22日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は122人(うち120人は瓦礫の下などから発見),負傷者は306人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,283人,負傷者は111,472人と発表(23日)。
・ガザ地区南部ラファ西方地域の民家へのイスラエル軍戦車の砲撃によりパレスチナ人2人死亡,保健省と民間防衛隊発表(23日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン地域への21日に開始されたイスラエル軍の攻撃の3日目,イスラエル軍とパレスチナ人の交戦によりパレスチナ人2人死亡,イスラエル軍は1月6日にバスへの発砲でイスラエル人3人が死亡した事件の実行者と主張,3日間の攻撃によるパレスチナ人の死者は子ども1人含む12人,負傷者は50人以上(23日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(24日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニン南方カバティヤでイスラエル軍の無人機攻撃によりパレスチナ人2人死亡,パレスチナ保健省発表(24日)。
・イスラエルのダノン国連大使がグテーレス事務総長に対して国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のエルサレムでの業務を停止し30日までに退去するよう要求する書簡を送付したと発表(24日)。
・イスラエル首相府がヒズボラが停戦合意を履行していないとしてイスラエル軍の撤収期限後もレバノン南部に駐留を継続する方針を発表,昨年11月27日に米仏の仲介で発効した停戦合意では60日以内(1月26日午前4時まで)にイスラエル軍とヒズボラのレバノン南部からの撤収を規定(24日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(25日)。
・ハマスが拘束中のイスラエル軍の女性兵士4人を解放,イスラエルはパレスチナ人200人を釈放(25日)。
・トランプ米大統領がイスラエルに対する大型爆弾の供与保留を解除するよう国防総省に指示,MK84無誘導爆弾1800発が数日以内にイスラエルに搬入予定,ニュースサイト「アクシオス」報道(25日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンでイスラエル兵の発砲により2歳の少女1人死亡,パレスチナ保健省発表(25日)。
・トランプ大統領がヨルダンのアブドゥラ国王との電話会談で,ガザ地区は「ほとんどすべてが破壊され,人々が亡くなっている」との認識を示し,150万人の避難民をヨルダンやエジプトに移住させる構想を提案(25日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去28時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は23人(うち14人は瓦礫の下などから発見),負傷者は11人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,306人,負傷者は111,483人と発表(26日)。
・ガザ地区中部ディル・アルバラでイスラエル軍の発砲により子ども1人含むパレスチナ人2人死亡,アル・アウダ病院発表(26日)。
・エジプト外務省がトランプ米大統領が25日にガザ地区の避難民150万人のヨルダンやエジプトへの移送を提案したことに対して,パレスチナ人の定住の権利を侵害し,地域の安定を危険にさらし,紛争の拡大のリスクを拡大するパレスチナ人の一時的または長期的な移送を拒否するとの声明を発表(26日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の攻撃によりレバノン人22人死亡,子ども9人含む124人負傷,レバノン保健省発表,26日は停戦合意に基づくイスラエル軍の撤収期限,多くの住民が自分の村に帰還中,ヒズボラは「停戦合意違反と犯罪だ」と非難し,停戦を仲介した米仏と国際社会が責任を負い,イスラエル軍を撤収させるよう要求する声明を発表(26日)。
・ガザ保健省(GMH)による過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死傷者数の発表なし(27日)。
・ヨルダン川西岸と組北西部トゥルカルムでイスラエル軍の空爆によりパレスチナ人2人死亡,ハマスが2人は軍事部門メンバーと発表(27日)。
・ヨルダン川西岸地区北部ジェニンへのイスラエル軍の攻撃が継続,ジェニン南方アッシュ・シュハダでイスラエル兵の発砲により2歳のパレスチナ人少女1人死亡,同地区西部ラマラ南方カランディア難民キャンプでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,2人負傷(27日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去48時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は48人(うち37人は瓦礫の下などから発見),負傷者は80人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,354人,負傷者は111,563人と発表(28日)。
・国連機関がガザ地区北部にこれまでにパレスチナ人37万5000人以上が帰還したと発表(28日)。
・イスラエル軍がガザ地区で部隊に接近するパレスチナ人集団への警告射撃で誤射によりイスラエル人契約業者1人死亡と発表(28日)。
・レバノン南部ナバティエでイスラエル軍の空爆によりレバノン人24人負傷,レバノン保健省発表(28日)。
・ガザ保健省(GMH)が過去24時間のガザ地区へのイスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者は63人(うち59人は瓦礫の下などから発見),負傷者は8人,2023年10月7日以降のイスラエル軍の攻撃によるガザ地区のパレスチナ人の累計死者数は47,417人,負傷者は111,571人と発表(29日)。
・ヨルダン川西岸地区北部トゥバスでイスラエル軍戦闘機の空爆によりパレスチナ人少なくとも10人死亡,パレスチナ赤新月社と保健省発表,イスラエル軍は武装組織戦闘員標的の攻撃と主張,ハマスは軍事部門のメンバーではないと発表(29日)。
・ヨルダン川北西部トゥルカルムでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人青年1人死亡,ジェニンでイスラエル兵の発砲によりパレスチナ人1人死亡,保健省発表(29日)。
・イスラエルのカッツ国防相がヨルダン川西岸地区北部ジェニンに軍を駐留させ続けると発表(29日)。
・東エルサレムでイスラエル治安部隊がパレスチナ人12人を逮捕,イスラエルが拘束していた服役者の釈放を祝ってハマスの旗を掲げたとの理由(29日)。
・レバノン南部でイスラエル軍の無人機攻撃によりレバノン人5人負傷(29日)。