2.節電の影響について

お住まいや活動されている地域の節電が原因でこれまでと環境が変化し、困ったり、危険を感じたりしたことについて教えてください。


2.1 2011年度はお住まいの地域で節電が実施されましたか?

 表2.1.1に2011年度の回答者在住地域での節電状況について回答者の認知度を示し、表2.1.2に電力会社の管轄区域別にみた2011年度の節電実施状況についての回答者の認知度を示した。

 全体として、節電が実施された(はい)と回答したのは48.7%(610人)、実施されなかった(いいえ)と回答したのは37.1%(464人)、「わからない」は12.1%(151人)であった(表2.1.1)。 電力会社の管轄区域別で「はい」が「いいえ」よりも多かった区域は、東北電力・東京電力・中部電力で、それ以外の区域は「いいえ」が「はい」よりも多かった。ただし、北陸電力は両回答の割合がほぼ同じ(差が1割未満)であった(表2.1.2)。

表2.1.1 2011年度の節電実施状況

2011年度はお住まいの地域で節電が実施されましたか 人数 比率(%)
はい
610
48.7
いいえ
464
37.1
実施されたかわからない
151
12.1
無回答
27
2.2
1252
100

表2.1.2 電力会社の管轄区域別にみた2011年度の節電実施状況

 
北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
はい
10
27.0%
72
55.0%
311
75.1%
17
34.0%
71
45.8%
67
36.2%
いいえ
21
56.8%
34
26.0%
77
18.6%
19
38.0%
54
34.8%
88
47.6%
実施されたかわからない
6
16.2%
19
14.5%
19
4.6%
11
22.0%
28
18.1%
27
14.6%
無回答
0
0.0%
6
4.6%
7
1.7%
3
6.0%
2
1.3%
3
1.6%
37
100.0%
131
100.0%
414
100.0%
50
100.0%
155
100.0%
185
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
はい
13
19.1%
11
17.7%
30
24.6%
0
0.0%
8
40.0%
610
48.7%
いいえ
37
54.4%
37
59.7%
83
68.0%
5
62.5%
9
45.0%
464
37.1%
実施されたかわからない
18
26.5%
11
17.7%
6
4.9%
3
37.5%
3
15.0%
151
12.1%
無回答
0
0.0%
3
4.8%
3
2.5%
0
0.0%
0
0.0%
27
2.2%
68
100.0%
62
100.0%
122
100.0%
8
100.0%
20
100.0%
1252
100.0%

2.2 2011年度は節電で困りましたか?

 表2.2.1に2011年度の節電時の困難度を、表2.2.2に電力会社の管轄区域別にみた2011年度の節電時の困難度を示した。

 「生活や活動等は変わらないが不便を感じた」が41.1%(515人)と最も多く、次いで「まったく困らなかった」が38.4%(481人)であった(表2.2.1)。電力会社の管轄区域別では、東北電力と東京電力において「生活や活動等は変わらないが不便を感じた」が最も多く、それ以外の区域は「まったく困らなかった」が最も多かった(表2.2.2)。

表2.2.1 2011年度の節電時の困難度

2011年度は節電で困りましたか 人数 比率(%)
生活や活動等が変わるくらい困った
74
5.9
生活や活動等は変わらないが不便を感じた
515
41.1
全く困らなかった
481
38.4
まぶしくなくなる等、通常のときよりもむしろ快適だった
13
1.0
その他
52
4.2
無回答
117
9.3
1252
100

表2.2.2 電力会社の管轄区域別にみた2011年度の節電時の困難度

北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
生活や活動等が変わるくらい困った
4
10.8%
4
3.1%
48
11.6%
1
2.0%
2
1.3%
13
7.0%
生活や活動等は変わらないが不便を感じた
6
16.2%
64
48.9%
267
64.5%
12
24.0%
65
41.9%
60
32.4%
全く困らなかった
17
45.9%
45
34.4%
68
16.4%
32
64.0%
77
49.7%
82
44.3%
まぶしくなくなる等、通常のときよりもむしろ快適だった
0
0.0%
2
1.5%
4
1.0%
0
0.0%
1
0.6%
2
1.1%
その他
3
8.1%
6
4.6%
15
3.6%
0
0.0%
3
1.9%
10
5.4%
無回答
7
18.9%
10
7.6%
12
2.9%
5
10.0%
7
4.5%
18
9.7%
37
100.0%
131
100.0%
414
100.0%
50
100.0%
155
100.0%
185
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
生活や活動等が変わるくらい困った
0
0.0%
1
1.6%
1
0.8%
0
0.0%
0
0.0%
74
5.9%
生活や活動等は変わらないが不便を感じた
11
16.2%
5
8.1%
17
13.9%
2
25.0%
6
30.0%
515
41.1%
全く困らなかった
42
61.8%
29
46.8%
74
60.7%
5
62.5%
10
50.0%
481
38.4%
まぶしくなくなる等、通常のときよりもむしろ快適だった
3
4.4%
1
1.6%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
13
1.0%
その他
2
2.9%
4
6.5%
8
6.6%
0
0.0%
1
5.0%
52
4.2%
無回答
10
14.7%
22
35.5%
22
18.0%
1
12.5%
3
15.0%
117
9.3%
68
100.0%
62
100.0%
122
100.0%
8
100.0%
20
100.0%
1252
100.0%

2.3 2012年度はお住まいの地域で節電が実施されていますか?

 表2.3.1に2012年度の節電実施状況について回答者の認知度を、表2.3.2に電力会社の管轄区域別にみた2012年度の節電実施状況について回答者の認知度を示した。

 全体として、「節電が実施された(はい)」と回答したのは38.7%(484人)、「実施されなかった(いいえ)」と回答したのは41.4%(518人)、「わからない」は17.3%(216人)であった(表2.3.1)。電力会社の管轄区域別で、「はい」が「いいえ」よりも多い区域は、北海道電力・東北電力・関西電力・九州電力で、それ以外の区域では「いいえ」が多かった。ただし、東北電力・東京電力・北陸電力・九州電力においては、両回答の割合がほぼ同じ(差が1割未満)であった(表2.3.2)。

表2.3.1 2012年度の節電実施状況

2012年度はお住まいの地域で節電が実施されていますか 人数 比率(%)
はい
484
38.7
いいえ
518
41.4
実施されているかわからない
216
17.3
無回答
34
2.7
1252
100

表2.3.2 電力会社の管轄区域別にみた2012年度の節電実施状況

 
北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
はい
19
51.4%
51
38.9%
150
36.2%
22
44.0%
45
29.0%
105
56.8%
いいえ
13
35.1%
47
35.9%
191
46.1%
18
36.0%
67
43.2%
55
29.7%
実施されているかわからない
4
10.8%
28
21.4%
65
15.7%
8
16.0%
40
25.8%
22
11.9%
無回答
1
2.7%
5
3.8%
8
1.9%
2
4.0%
3
1.9%
3
1.6%
37
100.0%
131
100.0%
414
100.0%
50
100.0%
155
100.0%
185
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
はい
17
25.0%
14
22.6%
52
42.6%
1
12.5%
8
40.0%
484
38.7%
いいえ
34
50.0%
29
46.8%
51
41.8%
5
62.5%
8
40.0%
518
41.4%
実施されているかわからない
15
22.1%
16
25.8%
13
10.7%
2
25.0%
3
15.0%
216
17.3%
無回答
2
2.9%
3
4.8%
6
4.9%
0
0.0%
1
5.0%
34
2.7%
68
100.0%
62
100.0%
122
100.0%
8
100.0%
20
100.0%
1252
100.0%

2.4 2012年度は節電で困っていますか?

 表2.4.1に2012年度の節電時の回答者の困難度を、表2.4.2に電力会社の管轄区域別にみた2012年度の節電時の回答者の困難度を示した。

 「まったく困っていない」が47.0%(588人)と最も多く、次いで「生活や活動等は変わらないが不便を感じている」が35.5%(444人)であった(表2.4.1)。電力会社の管轄区域別では、北海道電力・東京電力・関西電力において「生活や活動等は変わらないが不便を感じている」が最も多く、それ以外の区域では「全く困っていない」であった。ただし、東北電力・東京電力・関西電力に関しては、両回答の割合がほぼ同じ(差が1割未満、関西電力は同数)であった(表2.4.2)。

表2.4.1 2012年度の節電時の困難度

2012年度は節電で困っていますか 人数 比率(%)
生活や活動等が変わるくらい困っている
26
2.1
生活や活動等は変わらないが不便を感じている
444
35.5
全く困っていない
588
47.0
まぶしくなくなる等、通常のときよりもむしろ快適になった
9
0.7
その他
58
4.6
無回答
127
10.1
1252
100

表2.4.2 電力会社の管轄区域別にみた2012年度の節電時の困難度

 
北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
生活や活動等が変わるくらい困っている
1
2.7%
1
0.8%
13
3.1%
0
0.0%
2
1.3%
7
3.8%
生活や活動等は変わらないが不便を感じている
17
45.9%
50
38.2%
190
45.9%
12
24.0%
44
28.4%
78
42.2%
全く困っていない
12
32.4%
62
47.3%
155
37.4%
32
64.0%
88
56.8%
78
42.2%
まぶしくなくなる等、通常のときよりもむしろ快適になった
0
0.0%
2
1.5%
1
0.2%
0
0.0%
1
0.6%
2
1.1%
その他
3
8.1%
5
3.8%
18
4.3%
1
2.0%
4
2.6%
11
5.9%
無回答
4
10.8%
11
8.4%
37
8.9%
5
10.0%
16
10.3%
9
4.9%
37
100.0%
131
100.0%
414
100.0%
50
100.0%
155
100.0%
185
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
生活や活動等が変わるくらい困っている
0
0.0%
0
0.0%
1
0.8%
0
0.0%
1
5.0%
26
2.1%
生活や活動等は変わらないが不便を感じている
12
17.6%
7
11.3%
27
22.1%
2
25.0%
5
25.0%
444
35.5%
全く困っていない
44
64.7%
33
53.2%
71
58.2%
5
62.5%
8
40.0%
588
47.0%
まぶしくなくなる等、通常のときよりもむしろ快適になった
1
1.5%
1
1.6%
1
0.8%
0
0.0%
0
0.0%
9
0.7%
その他
1
1.5%
4
6.5%
9
7.4%
0
0.0%
2
10.0%
58
4.6%
無回答
10
14.7%
17
27.4%
13
10.7%
1
12.5%
4
20.0%
127
10.1%
68
100.0%
62
100.0%
122
100.0%
8
100.0%
20
100.0%
1252
100.0%

2.5 2012年度の節電について教えてください。

 表2.5.1.1は節電の際に困った施設(複数選択)を、表2.5.1.2は電力会社の管轄区域別にみた節電の際に困った施設を示した。表2.5.2.1は節電の際に困った施設等の場所や設備(複数選択)を、表2.5.2.2は電力会社の管轄区域別にみた節電の際に困った施設等の場所や設備を示した。節電で困った原因について、表2.5.3.1に移動に関して困った原因(複数選択)を、表2.5.3.2に電力会社の管轄区域別にみた移動に関して困った原因を、表2.5.3.3はサイン・情報入手に関して困った原因(複数選択)を、表2.5.3.4は電力会社の管轄区域別にみたサイン・情報入手に関して困った原因をそれぞれ示した。(3)のc)は移動・サイン・情報入手以外で、とても困ったことがあった場所と内容の具体的な記述を、表2.5.4.1は節電時に困ったとき、どのような対応をとったか(複数選択)を、表2.5.4.2は電力会社の管轄区域別にみた節電時に困ったとき、どのような対応をとったかを示した。表2.5.5.1は節電による困難さが、2011年度と比較して大きくなったかどうかを、表2.5.5.2は電力会社の管轄区域別にみて節電による困難さが2011年度と比較して大きくなったかどうかを、それぞれ示した。

(1)節電の際に困った施設等はどこですか?

 節電の際に困った施設(複数選択)は、鉄道駅(列車内を含む)が52.8%(279人)と最も多く、次いでスーパー・ショッピングモール等の商業施設が51.7%(273人)、役所等の公共施設が44.5%(235人)であった(表2.5.1.1)。電力会社の管轄区域別では、どの区域も全体と同様の傾向を示しているが、北陸電力や中国電力では道路等の屋外が、四国電力では病院が、九州電力では職場や学校等の活動場所が、回答割合が高かった。また、沖縄電力では鉄道駅は0%であった(表2.5.1.2)。

表2.5.1.1 困った施設等[複数回答]

節電の際に困った施設等はどこですか 人数 比率(%)
鉄道駅(列車内を含む)
279
52.8
バス停やバスターミナル(バスの車内を含む)
89
16.9
スーパー・ショッピングモール等の商業施設
273
51.7
道路等の屋外
119
22.5
職場や学校等の活動場所
92
17.4
役所等の公共施設
235
44.5
空港
20
3.8
飲食店
137
25.9
病院
142
26.9
公園
5
0.9
旅客船ターミナル(旅客船内を含む)
11
2.1
その他
41
7.8
無回答
38
7.2
528
100

表2.5.1.2 電力会社の管轄区域別にみた困った施設等[複数回答]

北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
鉄道駅(列車内を含む)
12
57.1%
20
35.7%
148
67.0%
4
30.8%
24
48.0%
51
53.1%
バス停やバスターミナル(バスの車内を含む)
4
19.0%
4
7.1%
47
21.3%
3
23.1%
10
20.0%
11
11.5%
スーパー・ショッピングモール等の商業施設
12
57.1%
33
58.9%
122
55.2%
6
46.2%
26
52.0%
46
47.9%
道路等の屋外
3
14.3%
14
25.0%
56
25.3%
6
46.2%
12
24.0%
13
13.5%
職場や学校等の活動場所
2
9.5%
13
23.2%
36
16.3%
1
7.7%
8
16.0%
21
21.9%
役所等の公共施設
5
23.8%
22
39.3%
110
49.8%
7
53.8%
23
46.0%
39
40.6%
空港
3
14.3%
3
5.4%
8
3.6%
0
0.0%
3
6.0%
2
2.1%
飲食店
5
23.8%
20
35.7%
67
30.3%
4
30.8%
11
22.0%
20
20.8%
病院
4
19.0%
15
26.8%
66
29.9%
4
30.8%
15
30.0%
24
25.0%
公園
0
0.0%
0
0.0%
2
0.9%
0
0.0%
2
4.0%
0
0.0%
旅客船ターミナル(旅客船内を含む)
0
0.0%
2
3.6%
1
0.5%
0
0.0%
2
4.0%
2
2.1%
その他
3
14.3%
3
5.4%
17
7.7%
1
7.7%
4
8.0%
7
7.3%
無回答
2
9.5%
7
12.5%
10
4.5%
2
15.4%
3
6.0%
6
6.3%
21
100.0%
56
100.0%
221
100.0%
13
100.0%
50
100.0%
96
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
鉄道駅(列車内を含む)
5
38.5%
3
27.3%
8
21.6%
0
0.0%
4
50.0%
279
52.8%
バス停やバスターミナル(バスの車内を含む)
1
7.7%
2
18.2%
5
13.5%
2
100.0%
0
0.0%
89
16.9%
スーパー・ショッピングモール等の商業施設
7
53.8%
3
27.3%
13
35.1%
2
100.0%
3
37.5%
273
51.7%
道路等の屋外
4
30.8%
2
18.2%
5
13.5%
1
50.0%
3
37.5%
119
22.5%
職場や学校等の活動場所
1
7.7%
0
0.0%
9
24.3%
1
50.0%
0
0.0%
92
17.4%
役所等の公共施設
4
30.8%
3
27.3%
17
45.9%
2
100.0%
3
37.5%
235
44.5%
空港
0
0.0%
1
9.1%
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
20
3.8%
飲食店
1
7.7%
0
0.0%
5
13.5%
1
50.0%
3
37.5%
137
25.9%
病院
3
23.1%
3
27.3%
5
13.5%
2
100.0%
1
12.5%
142
26.9%
公園
0
0.0%
0
0.0%
0
0.0%
1
50.0%
0
0.0%
5
0.9%
旅客船ターミナル(旅客船内を含む)
1
7.7%
0
0.0%
1
2.7%
2
100.0%
0
0.0%
11
2.1%
その他
1
7.7%
0
0.0%
4
10.8%
0
0.0%
1
12.5%
41
7.8%
無回答
1
7.7%
3
27.3%
4
10.8%
0
0.0%
0
0.0%
38
7.2%
13
100.0%
11
100.0%
37
100.0%
2
100.0%
8
100.0%
528
100.0%

(2)節電の際に困った施設等の場所や設備を教えてください。

 節電の際に困った施設等の場所や設備は、通路(地下道を含む)が63.3%(334人)と最も多く、次いで階段が60.6%(320人)、トイレが41.3%(218人)であった(表2.5.2.1)。電力会社の管轄区域別では、いずれの区域も上位2つは道路と階段であるが、第3位にはそれぞれ同数で、北海道電力・中国電力・四国電力で車内(電車、バス等)が、中国電力でエスカレーターやエレベーターが、四国電力で券売機(精算機含む)が挙げられた(表2.5.2.2)。

表2.5.2.1 困った場所・設備[複数回答]

節電の際に困った施設等の場所や設備を教えてください 人数 比率(%)
通路(地下道含む)
334
63.3
階段
320
60.6
エスカレータ
146
27.7
エレベータ
114
21.6
自動ドア
94
17.8
券売機(精算機含む)
70
13.3
改札口
70
13.3
トイレ
218
41.3
プラットホーム
114
21.6
自動販売機
90
17.0
停留所
46
8.7
車内(電車、バス等)
140
26.5
その他
38
7.2
無回答
52
9.8
528
100

表2.5.2.2 電力会社の管轄区域別にみた困った場所・設備[複数回答]

 
北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
通路(地下道含む)
14
66.7%
33
58.9%
154
69.7%
7
53.8%
32
64.0%
57
59.4%
階段
7
33.3%
31
55.4%
158
71.5%
7
53.8%
28
56.0%
53
55.2%
エスカレータ
3
14.3%
9
16.1%
76
34.4%
2
15.4%
14
28.0%
25
26.0%
エレベータ
1
4.8%
8
14.3%
56
25.3%
2
15.4%
9
18.0%
23
24.0%
自動ドア
2
9.5%
7
12.5%
48
21.7%
3
23.1%
8
16.0%
15
15.6%
券売機(精算機含む)
2
9.5%
7
12.5%
36
16.3%
2
15.4%
9
18.0%
7
7.3%
改札口
4
19.0%
3
5.4%
38
17.2%
0
0.0%
9
18.0%
10
10.4%
トイレ
6
28.6%
23
41.1%
91
41.2%
6
46.2%
26
52.0%
45
46.9%
プラットホーム
2
9.5%
8
14.3%
69
31.2%
2
15.4%
9
18.0%
15
15.6%
自動販売機
2
9.5%
11
19.6%
43
19.5%
2
15.4%
8
16.0%
13
13.5%
停留所
2
9.5%
2
3.6%
26
11.8%
2
15.4%
4
8.0%
4
4.2%
車内(電車、バス等)
6
28.6%
9
16.1%
56
25.3%
4
30.8%
16
32.0%
34
35.4%
その他
2
9.5%
5
8.9%
14
6.3%
0
0.0%
6
12.0%
5
5.2%
無回答
4
19.0%
10
17.9%
13
5.9%
2
15.4%
3
6.0%
9
9.4%
21
100.0%
56
100.0%
221
100.0%
13
100.0%
50
100.0%
96
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
通路(地下道含む)
8
61.5%
3
27.3%
19
51.4%
1
50.0%
6
75.0%
334
63.3%
階段
6
46.2%
4
36.4%
18
48.6%
2
100.0%
6
75.0%
320
60.6%
エスカレータ
3
23.1%
0
0.0%
10
27.0%
2
100.0%
2
25.0%
146
27.7%
エレベータ
3
23.1%
1
9.1%
8
21.6%
1
50.0%
2
25.0%
114
21.6%
自動ドア
1
7.7%
0
0.0%
7
18.9%
1
50.0%
2
25.0%
94
17.8%
券売機(精算機含む)
1
7.7%
2
18.2%
4
10.8%
0
0.0%
0
0.0%
70
13.3%
改札口
1
7.7%
0
0.0%
2
5.4%
1
50.0%
2
25.0%
70
13.3%
トイレ
3
23.1%
2
18.2%
12
32.4%
2
100.0%
2
25.0%
218
41.3%
プラットホーム
2
15.4%
0
0.0%
4
10.8%
0
0.0%
3
37.5%
114
21.6%
自動販売機
1
7.7%
0
0.0%
7
18.9%
1
50.0%
2
25.0%
90
17.0%
停留所
2
15.4%
1
9.1%
2
5.4%
1
50.0%
0
0.0%
46
8.7%
車内(電車、バス等)
3
23.1%
2
18.2%
6
16.2%
2
100.0%
2
25.0%
140
26.5%
その他
0
0.0%
1
9.1%
5
13.5%
0
0.0%
0
0.0%
38
7.2%
無回答
3
23.1%
4
36.4%
4
10.8%
0
0.0%
0
0.0%
52
9.8%
13
100.0%
11
100.0%
37
100.0%
2
100.0%
8
100.0%
528
100.0%

(3)節電で困った原因は何ですか?

a)移動に関して困った原因

 節電の際に移動に関して困ったことの原因は、「階段の幅がわからない」が54.2%(286人)と最も多く、次いで「照明の間引きや消灯により天井灯等に沿って歩くことができなくなった」が37.1%(196人)、「柱がわからずぶつかった」が35.8%(189人)、「普段と人の動きが変わり、人やものにぶつかることがあった」が34.7%(183人)、「進入禁止の柵、テープ、カラーコーンに気付かずぶつかった」が31.1%(164人)といった原因が多かった(表2.5.3.1)。電力会社の管轄区域別の傾向は全体と同様であったが、北海道電力・東京電力・沖縄電力においては、エスカレーターの踏み面(乗るところ)がわからず困った場合も比較的多く挙げられた(表2.5.3.2)。

表2.5.3.1 移動の際に困った原因[複数回答]

移動に関して困った原因 人数 比率(%)
駅の出入口がわからず困った
105
19.9
車両の出入口がわからず困った
69
13.1
ホームの端がわからず困った
73
13.8
階段の端がわからず困った
286
54.2
エスカレータの踏み面(乗る所)がわからず困った
130
24.6
点字ブロックが見えにくくなった
80
15.2
手すりが見えにくくなった
116
22.0
照明の間引きや消灯により天井灯等に沿って歩くことが出来なくなった
196
37.1
普段と人の動きが変わり、目的地や方向がわからなくなった
99
18.8
普段と人の動きが変わり、人やものにぶつかることがあった
183
34.7
看板や自動販売機等のランドマークが利用出来なくなった
104
19.7
エスカレータ停止等の環境変化により、普段の経路が利用できなくなった
87
16.5
進入禁止の柵、テープ、ロープ、カラーコーンに気づかずぶつかった
164
31.1
柱がわからずぶつかった
189
35.8
案内所や手助けしてくれる人を探しづらくなった
77
14.6
その他
54
10.2
無回答
60
11.4
528
100

表2.5.3.2 電力会社の管轄区域別にみた移動の際に困った原因[複数回答]

北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
駅の出入口がわからず困った
6
28.6%
11
19.6%
55
24.9%
2
15.4%
8
16.0%
15
15.6%
車両の出入口がわからず困った
2
9.5%
7
12.5%
33
14.9%
3
23.1%
8
16.0%
9
9.4%
ホームの端がわからず困った
1
4.8%
4
7.1%
39
17.6%
1
7.7%
7
14.0%
12
12.5%
階段の端がわからず困った
8
38.1%
27
48.2%
132
59.7%
6
46.2%
28
56.0%
45
46.9%
エスカレータの踏み面(乗る所)がわからず困った
6
28.6%
9
16.1%
68
30.8%
1
7.7%
10
20.0%
22
22.9%
点字ブロックが見えにくくなった
2
9.5%
12
21.4%
34
15.4%
3
23.1%
5
10.0%
12
12.5%
手すりが見えにくくなった
4
19.0%
13
23.2%
52
23.5%
2
15.4%
11
22.0%
19
19.8%
照明の間引きや消灯により天井灯等に沿って歩くことが出来なくなった
9
42.9%
23
41.1%
84
38.0%
4
30.8%
20
40.0%
39
40.6%
普段と人の動きが変わり、目的地や方向がわからなくなった
3
14.3%
12
21.4%
39
17.6%
1
7.7%
10
20.0%
23
24.0%
普段と人の動きが変わり、人やものにぶつかることがあった
6
28.6%
16
28.6%
80
36.2%
3
23.1%
19
38.0%
37
38.5%
看板や自動販売機等のランドマークが利用出来なくなった
4
19.0%
13
23.2%
49
22.2%
3
23.1%
11
22.0%
11
11.5%
エスカレータ停止等の環境変化により、普段の経路が利用できなくなった
2
9.5%
10
17.9%
47
21.3%
2
15.4%
7
14.0%
14
14.6%
進入禁止の柵、テープ、ロープ、カラーコーンに気づかずぶつかった
4
19.0%
20
35.7%
75
33.9%
5
38.5%
15
30.0%
21
21.9%
柱がわからずぶつかった
5
23.8%
19
33.9%
84
38.0%
6
46.2%
16
32.0%
35
36.5%
案内所や手助けしてくれる人を探しづらくなった
1
4.8%
10
17.9%
36
16.3%
1
7.7%
8
16.0%
10
10.4%
その他
2
9.5%
6
10.7%
19
8.6%
1
7.7%
7
14.0%
12
12.5%
無回答
3
14.3%
8
14.3%
19
8.6%
2
15.4%
5
10.0%
9
9.4%
21
100.0%
56
100.0%
221
100.0%
13
100.0%
50
100.0%
96
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
駅の出入口がわからず困った
1
7.7%
1
9.1%
3
8.1%
0
0.0%
2
25.0%
104
19.7%
車両の出入口がわからず困った
1
7.7%
1
9.1%
3
8.1%
1
50.0%
0
0.0%
68
12.9%
ホームの端がわからず困った
1
7.7%
1
9.1%
6
16.2%
0
0.0%
0
0.0%
72
13.6%
階段の端がわからず困った
6
46.2%
5
45.5%
22
59.5%
2
100.0%
4
50.0%
285
54.0%
エスカレータの踏み面(乗る所)がわからず困った
3
23.1%
0
0.0%
9
24.3%
1
50.0%
0
0.0%
129
24.4%
点字ブロックが見えにくくなった
1
7.7%
2
18.2%
6
16.2%
2
100.0%
0
0.0%
79
15.0%
手すりが見えにくくなった
2
15.4%
2
18.2%
7
18.9%
1
50.0%
2
25.0%
115
21.8%
照明の間引きや消灯により天井灯等に沿って歩くことが出来なくなった
3
23.1%
3
27.3%
7
18.9%
2
100.0%
1
12.5%
195
36.9%
普段と人の動きが変わり、目的地や方向がわからなくなった
2
15.4%
2
18.2%
5
13.5%
1
50.0%
0
0.0%
98
18.6%
普段と人の動きが変わり、人やものにぶつかることがあった
5
38.5%
3
27.3%
8
21.6%
2
100.0%
3
37.5%
182
34.5%
看板や自動販売機等のランドマークが利用出来なくなった
2
15.4%
1
9.1%
7
18.9%
1
50.0%
1
12.5%
103
19.5%
エスカレータ停止等の環境変化により、普段の経路が利用できなくなった
0
0.0%
0
0.0%
4
10.8%
0
0.0%
0
0.0%
86
16.3%
進入禁止の柵、テープ、ロープ、カラーコーンに気づかずぶつかった
3
23.1%
2
18.2%
14
37.8%
2
100.0%
1
12.5%
162
30.7%
柱がわからずぶつかった
5
38.5%
2
18.2%
14
37.8%
0
0.0%
2
25.0%
188
35.6%
案内所や手助けしてくれる人を探しづらくなった
1
7.7%
2
18.2%
5
13.5%
1
50.0%
1
12.5%
76
14.4%
その他
2
15.4%
1
9.1%
4
10.8%
0
0.0%
0
0.0%
54
10.2%
無回答
3
23.1%
4
36.4%
7
18.9%
0
0.0%
1
12.5%
61
11.6%
13
100.0%
11
100.0%
37
100.0%
2
100.0%
8
100.0%
528
100.0%

b)サイン・情報入手に関して困った原因

 サイン・情報入手に関して困ったことの原因は、「陳列されている品物の値段が見えにくくなった」が42.2%(223人)と最も多く、次いで「座席や商品等の者の位置や人の存在を確認できない」が42.0%(222人)、「トイレの位置・男性用/女性用が確認できない」が39.4%(208人)であった(表2.5.3.3)。電力会社の管轄区域別では、全体の傾向以外として、北海道電力では運賃表が見えにくくなった、東京電力や沖縄電力では誘導・案内サイン等が見えにくくなった点が多く挙げられた(表2.5.3.4)。

表2.5.3.3 サイン・情報入手の際に困った原因[複数回答]

サイン・情報入手に関して困った原因 人数 比率(%)
誘導・案内サイン等が見えにくくなった
186
35.2
運賃表が見えにくくなった
123
23.3
座席や商品等の物の位置や人の存在を確認できず困った
222
42.0
トイレの位置・男性用/女性用が確認できず困った
208
39.4
トイレの操作盤が見えにくくなった
172
32.6
陳列されている品物や値段が見えにくくなった
223
42.2
看板や品物等の色が判断できず困った
130
24.6
その他
35
6.6
無回答
108
20.5
528
100

表2.5.3.4 電力会社の管轄区域別にみたサイン・情報入手の際に困った原因[複数回答]

 
北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
誘導・案内サイン等が見えにくくなった
7
33.3%
17
30.4%
91
41.2%
2
15.4%
21
42.0%
30
31.3%
運賃表が見えにくくなった
8
38.1%
14
25.0%
59
26.7%
1
7.7%
12
24.0%
20
20.8%
座席や商品等の物の位置や人の存在を確認できず困った
8
38.1%
22
39.3%
107
48.4%
2
15.4%
22
44.0%
35
36.5%
トイレの位置・男性用/女性用が確認できず困った
7
33.3%
24
42.9%
85
38.5%
6
46.2%
21
42.0%
43
44.8%
トイレの操作盤が見えにくくなった
4
19.0%
13
23.2%
87
39.4%
5
38.5%
15
30.0%
34
35.4%
陳列されている品物や値段が見えにくくなった
6
28.6%
24
42.9%
100
45.2%
4
30.8%
26
52.0%
40
41.7%
看板や品物等の色が判断できず困った
6
28.6%
15
26.8%
59
26.7%
2
15.4%
16
32.0%
21
21.9%
その他
2
9.5%
2
3.6%
17
7.7%
0
0.0%
3
6.0%
6
6.3%
無回答
6
28.6%
10
17.9%
38
17.2%
5
38.5%
5
10.0%
20
20.8%
21
100.0%
56
100.0%
221
100.0%
13
100.0%
50
100.0%
96
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
誘導・案内サイン等が見えにくくなった
2
15.4%
3
27.3%
10
27.0%
2
100.0%
1
12.5%
186
35.2%
運賃表が見えにくくなった
1
7.7%
0
0.0%
8
21.6%
0
0.0%
0
0.0%
123
23.3%
座席や商品等の物の位置や人の存在を確認できず困った
4
30.8%
5
45.5%
11
29.7%
2
100.0%
4
50.0%
222
42.0%
トイレの位置・男性用/女性用が確認できず困った
5
38.5%
1
9.1%
12
32.4%
1
50.0%
3
37.5%
208
39.4%
トイレの操作盤が見えにくくなった
4
30.8%
2
18.2%
6
16.2%
1
50.0%
1
12.5%
172
32.6%
陳列されている品物や値段が見えにくくなった
3
23.1%
4
36.4%
11
29.7%
2
100.0%
3
37.5%
223
42.2%
看板や品物等の色が判断できず困った
2
15.4%
1
9.1%
6
16.2%
1
50.0%
1
12.5%
130
24.6%
その他
1
7.7%
1
9.1%
3
8.1%
0
0.0%
0
0.0%
35
6.6%
無回答
5
38.5%
4
36.4%
13
35.1%
0
0.0%
2
25.0%
108
20.5%
13
100.0%
11
100.0%
37
100.0%
2
100.0%
8
100.0%
528
100.0%

c)移動・サイン・情報入手以外で、とても困ったことがあった方は場所と内容を具体的に教えてください。

 移動・サイン・情報入手以外で、とても困った場合としては、過度な節電や、安易な節電計画による、施設の利用や移動時の弊害が挙げられた。過度な節電としては、各設備の音声ガイドや照明まで切られてしまい、位置の把握や利用に困難をきたしたこと等が報告された。安易な節電計画としては、照明の節電のために、単に交互に照明器具を間引く、単に明るさを落とすだけで、暗くなったために危険になる階段やホーム、利用しづらくなる設備等を、わかりやすくするための照明やガイドの設置がまったくなされていないこと等が挙げられた。報告からは、節電を行う場合、節電場所の吟味と補助の必要性が見られた。また、節電等、通常とは通行可能な経路や使用可能な設備が異なる場合での障害者への人的対応を強化する必要性も見られた。

(記述)

(4)節電時、困った時どのような対応を取りましたか?

 節電時、困ったときにどのように対応を取ったかについては、「人に聞いた」が43.8%(231人)と最も多く、次いで「外出を控えた」が28.6%(151人)、「懐中電灯等を使って明るさを確保した」が27.3%(144人)、「サングラス等のまぶしさを防ぐ補助具を使った」が25.2%(133人)であった(表2.5.4.1)。電力会社の管轄区域別で大きな違いは見られなかった(表2.5.4.2)。

表2.5.4.1 節電時の対応[複数回答]

節電時、困った時どのような対応を取りましたか 件数 (全体)%
外出を控えた
151
28.6
ルーペ等の近くの文字等を読むための補助具を使った
94
17.8
単眼鏡等の遠くの文字等を読むための補助具を使った
29
5.5
サングラス等のまぶしさを防ぐ補助具を使った
133
25.2
懐中電灯等を使って明るさを確保した
144
27.3
人に聞いた
231
43.8
携帯やスマートフォンなどの情報端末で調べた
26
4.9
施設の事業主に改善要望を出した
28
5.3
何もしなかった
104
19.7
その他
37
7.0
無回答
56
10.6
528
100

表2.5.4.2 電力会社の管轄区域別にみた節電時の対応[複数回答]

北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
外出を控えた
4
19.0%
16
28.6%
76
34.4%
4
30.8%
9
18.0%
26
27.1%
ルーペ等の近くの文字等を読むための補助具を使った
3
14.3%
10
17.9%
44
19.9%
3
23.1%
9
18.0%
14
14.6%
単眼鏡等の遠くの文字等を読むための補助具を使った
1
4.8%
6
10.7%
10
4.5%
0
0.0%
3
6.0%
3
3.1%
サングラス等のまぶしさを防ぐ補助具を使った
3
14.3%
9
16.1%
57
25.8%
1
7.7%
19
38.0%
24
25.0%
懐中電灯等を使って明るさを確保した
3
14.3%
10
17.9%
75
33.9%
2
15.4%
20
40.0%
19
19.8%
人に聞いた
7
33.3%
25
44.6%
114
51.6%
6
46.2%
22
44.0%
32
33.3%
携帯やスマートフォンなどの情報端末で調べた
1
4.8%
3
5.4%
10
4.5%
0
0.0%
4
8.0%
6
6.3%
施設の事業主に改善要望を出した
1
4.8%
4
7.1%
12
5.4%
0
0.0%
4
8.0%
3
3.1%
何もしなかった
8
38.1%
14
25.0%
32
14.5%
4
30.8%
11
22.0%
20
20.8%
その他
1
4.8%
3
5.4%
14
6.3%
1
7.7%
6
12.0%
7
7.3%
無回答
4
19.0%
7
12.5%
17
7.7%
2
15.4%
2
4.0%
11
11.5%
21
100.0%
56
100.0%
221
100.0%
13
100.0%
50
100.0%
96
100.0%

 
中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
外出を控えた
2
15.4%
3
27.3%
8
21.6%
1
50.0%
2
25.0%
151
28.6%
ルーペ等の近くの文字等を読むための補助具を使った
3
23.1%
2
18.2%
4
10.8%
2
100.0%
0
0.0%
94
17.8%
単眼鏡等の遠くの文字等を読むための補助具を使った
0
0.0%
1
9.1%
3
8.1%
2
100.0%
0
0.0%
29
5.5%
サングラス等のまぶしさを防ぐ補助具を使った
5
38.5%
1
9.1%
8
21.6%
2
100.0%
4
50.0%
133
25.2%
懐中電灯等を使って明るさを確保した
2
15.4%
0
0.0%
11
29.7%
1
50.0%
1
12.5%
144
27.3%
人に聞いた
4
30.8%
4
36.4%
13
35.1%
2
100.0%
2
25.0%
231
43.8%
携帯やスマートフォンなどの情報端末で調べた
0
0.0%
0
0.0%
2
5.4%
0
0.0%
0
0.0%
26
4.9%
施設の事業主に改善要望を出した
0
0.0%
1
9.1%
2
5.4%
1
50.0%
0
0.0%
28
5.3%
何もしなかった
2
15.4%
2
18.2%
7
18.9%
0
0.0%
4
50.0%
104
19.7%
その他
0
0.0%
1
9.1%
3
8.1%
0
0.0%
1
12.5%
37
7.0%
無回答
3
23.1%
3
27.3%
7
18.9%
0
0.0%
0
0.0%
56
10.6%
13
100.0%
11
100.0%
37
100.0%
2
100.0%
8
100.0%
528
100.0%

(5)節電による困難さが、2011年度と比較して大きくなったかどうかを教えてください。

 節電による困難さが、2011年度と比較して大きくなったかどうかについては、2012年度よりも2011年度の方が困っていたのは33.5%(177人)で、2011年度よりも2012年度の方が困っていたのは14.8%(78人)、変わりがないという回答は40.3%(213人)であり、半数以上で節電による困難さが2011年度から軽減されていないことが明らかとなった(表2.5.5.1)。電力会社の管轄区域別では、北海道電力・関西電力・中国電力・九州電力・沖縄電力において、2012年度の方が困っているという回答が、2011年度の方が困っているという回答よりも多かった(中国電力においては、7割程度が変わりないと回答した)。他の区域においては、2011年度の方が困っているという回答が、2012年度の方が困っているという回答よりも多かった(表2.5.5.2)。

表2.5.5.1 2011年度と2012年度の困難度の比較

節電による困難さが、2011年度と比較して大きくなったかどうかを教えてください 件数 (全体)%
2011年の方が困っていた
177
33.5
2011年よりも2012年度の方が困っている
78
14.8
変わりがない
213
40.3
無回答
60
11.4
528
100

表2.5.5.2 電力会社の管轄区域別にみた2011年度と2012年度の困難度の比較

 
北海道電力
東北電力
東京電力
北陸電力
中部電力
関西電力
人数
人数
人数
人数
人数
人数
2011年の方が困っていた
0
0.0%
18
32.1%
127
57.5%
5
38.5%
16
32.0%
6
6.3%
2011年よりも2012年度の方が困っている
8
38.1%
4
7.1%
6
2.7%
2
15.4%
3
6.0%
31
32.3%
変わりがない
7
33.3%
27
48.2%
75
33.9%
5
38.5%
27
54.0%
44
45.8%
無回答
6
28.6%
7
12.5%
13
5.9%
1
7.7%
4
8.0%
15
15.6%
21
100.0%
56
100.0%
221
100.0%
13
100.0%
50
100.0%
96
100.0%

中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
無回答
人数
人数
人数
人数
人数
人数
2011年の方が困っていた
0
0.0%
1
9.1%
1
2.7%
0
0.0%
3
37.5%
177
33.5%
2011年よりも2012年度の方が困っている
1
7.7%
4
36.4%
16
43.2%
1
50.0%
2
25.0%
78
14.8%
変わりがない
9
69.2%
2
18.2%
13
35.1%
1
50.0%
3
37.5%
213
40.3%
無回答
3
23.1%
4
36.4%
7
18.9%
0
0.0%
0
0.0%
60
11.4%
13
100.0%
11
100.0%
37
100.0%
2
100.0%
8
100.0%
528
100.0%

(6)節電により最も困った時期・理由を教えてください。

 節電により最も困った理由を時期別で分類すると、2011年3.11震災直後〜2011年6月までは、大規模な停電や節電・震災後の混乱により健常者でも困難を感じる点が多く挙げられており、加えて健常者より節電状況への順応に時間がかかっていることが明らかとなった。具体的には、節電による屋内外での暗さを健常者以上に感じ、歩きづらさや恐怖を感じており、外出を控えざるを得ないことが挙げられた。また、トイレの音声案内が切られている、エレベーターが止められている等、バリアフリーの機能まで節電の対象とされていたことが明らかとなった。2011年の夏(7月から9月)では、計画停電や民間の節電により、移動や買い物等の日常生活に困難をきたしていることが明らかとなった。具体的には、節電に依って駅やスーパーの照明が全体的に落とされたことで、人や物が見えず、活動に支障を来していることが多く挙げられた。また、いままで目印にしていた照明器具が消灯されたこと、エレベーターやエスカレーターが利用できないことで、移動や施設の利用が困難になったことが挙げられた。非常用の明かり(ろうそくや懐中電灯)では、光量が不十分であることも挙げられた。さらに、計画停電や停電対策に時間や程度の一貫性がないことも、節電時の活動に困難をきたしていることが明らかとなった。2011年の秋・冬(10月から翌3月)では、日照時間が短くなったことで、節電による困難さがより顕著に感じられるようになったことが明らかとなった。

(7)節電の際に困ったことがあった方は、場所等を具体的に教えてください。

 節電の際に困ったことのある場所と内容として、施設としては、電車及び駅が最も多く挙げられており、その他、役所、病院、空港、バス停、店(スーパー・コンビニ等)などが挙げられた。施設としての問題点は、全体的に暗くなったため、人や柱、階段等の場所が分からなくなる、エスカレーター等が休止しており、慣れない経路で移動しなければならない、ランドマークとしていた看板等の明かりが消えており、場所がわからない、出口や設備の場所がわからない、商品や車両等の情報が読めない、といった点が挙げられていた。その他、屋外においても、暗くて駐車場で車止めにつまずく、車道に出てしまうといった点が挙げられた。

(記述)

(8)節電の時期に、良い対応をしていた事例があれば教えてください。

 節電の時期に良い対応をしていた事例としては、駅で駅員によるサポートがしっかりしていた、という点が多く挙げられた。少数意見として、障害者施設において点字で節電や設備休止の告知がなされている、適切なタイミングで音声アナウンスや、点灯がなされる、といった点が挙げられていた。一方で、配慮がない、思いあたらないといった意見も見受けられた。

(記述)

2.6 その他:節電に関して不安に思っていることやご意見等があれば教えてください。


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