慶應義塾大学学事振興資金「聴覚障害学生及び視覚障害学生の情報補償に関する実践的研究」公開プログラム


聴覚障害の理解と大学における支援(仮題)


佐藤正幸先生(筑波技術大学)



【講演概要】

 現在、高等教育機関に在籍する障害学生の数は、独立行政法人日本学生支援機構の調査によれば全学生数が、3,374,080人に対して障害学生は5,444人で在籍率が0.16%となっております。また、障害種別でみてみると、肢体不自由が最も多く、次に病弱・虚弱、3番目に聴覚・言語障害という状況です。聴覚障害学生を受け入れる大学は徐々に増えてきてはいるものの、まだ、全く初めてもしくは受け入れ体制が整っていないなどの事由で1158人の聴覚障害学生のうち授業に必要な支援をうけている学生は少なく、十分な支援体制が構築されていないのが現状です。聴覚障害学生について考えてみると、多くは講義時の情報保障が支援の中心となってきます。ここでは、聴覚障害(きこえない・きこえにくいことの意味)についての理解、支援、支援のネットワーク、盲ろう学生支援について解説します。

【講師のプロフィール】


トップページへ戻る