授業科目名
情報処理I(Windows入門)
担当教員
授業科目の内容

諸君が大学において研究を進めていくにあたっては、さまざまな形の情報を処理していかなければならない。たとえばさまざまな統計からデータを引っ張ってきたり、さまざまな情報を収集・検索したり、計算をしたり、グラフを描いたり、文献の整理をしたり、大量の文章を書いたり、編集したりする必要がでてくるだろう。しかし扱うべき情報が膨大な場合、できるだけ効率よくおこなっていかなければ、時間はいくらあってもたりなくなる。手と電卓と鉛筆と定規と紙のカードだけで対処しようとしたら日が暮れてしまう。コンピュータはそのような情報処理をおこなうための強力なツールの一つである。

経済学部における経済学・統計学・数学・専門科目などの講義においてもこれらのツールを活用することが求められることは言うまでもない。

また研究の過程において、ネットワークを通じたさまざまな形での情報の受発信をしなければならない局面が発生する。ここで諸君はネットワークを介して(極端に言えば)全世界と対峙することになるわけだが、さまざまな危険から我が身を守らなければならなくなることは覚悟しなければならない。と同時に自らが無意識のうちに加害者とならないように常に心がける必要もあるのである。

経済学部の情報処理科目は、今後、諸君が経済学部で研究や情報の受発信をするために必要となるようなさまざまな情報処理の知識を修得することを目的として設置されている。

その情報処理科目において、この「情報処理I」は、Windows搭載のパーソナル・コンピュータ上での文書処理(作成・編集・加工など)・データ処理(計算・グラフの作成など)・情報の受発信(Eメール・WWWなど)の方法を講義し、演習を行う予定である。また、それと同時に、ネットワーク社会の中で自らを守り、加害者にならないための基礎知識も身につけてもらうことになる。

なお、この情報処理I(Windows入門)は、05学則、10学則の学生を対象として本年度は開講されるが、来年度以降は開講されないので注意されたい。

教科書
最初の講義で指示する。
参考書
最初の講義で指示する。
授業の計画

講義担当者によって細部に違いはあるが、全般的な内容は次のとおりである。

  1. コンピュータの基礎知識・キーボード(タッチタイピング)
  2. Microsoft Wordによる文書処理(作成・入力と編集・印刷)
  3. Microsoft Wordによる文書処理(書式に関する基礎知識・文書全体・段落・フォント)
  4. Microsoft Wordによる文書処理(表、オブジェクト)
  5. Microsoft Wordによる文書処理(応用、差込印刷等)
  6. ネットワークを通じた情報の受発信・収集(電子メール、WWW)
  7. ネットワークを通じた情報の発信(ウェブページの作成、HTML)
  8. 情報倫理(ネットワークを経由した攻撃への対応)
  9. 情報倫理(ネットワーク上で加害者にならないための基礎知識)
  10. Microsoft PowerPointを用いたプレゼンテーションの作成・編集
  11. Microsoft PowerPointを用いたプレゼンテーションの実際
  12. Microsoft Excelを使ったデータ処理(ワークシートに関する基礎知識)
  13. Microsoft Excelを使ったデータ処理(式・セルの参照)
  14. Microsoft Excelを使ったデータ処理(さまざまな関数)
  15. Microsoft Excelを使ったデータ処理(応用処理)
担当者から履修者へのコメント

なお、この講義を受講するためには、インフォメーション・テクノロジー・センター(ITC)のアカウント、ならびにkeio.jpのアカウントを使える状態にしておく必要がある。ガイダンス期間中に行われるネットワーク活用ガイダンスにおいてこれらのアカウントの利用についての説明があるので、ネットワーク活用ガイダンスには必ず出席すること。

成績評価方法

成績評価についても、講義担当者により若干の違いはある。が、基本的には、提出されたレポートに対する評価に基づいて行われる。