経済学部において「情報処理」は基礎教育科目として位置づけられています。今後、諸君が経済学部で必要となるようなさまざまな情報処理の知識を修得することを目的としています。もちろん必要最低限の知識を修得するだけではなく、さらに高度な知識を得られるような科目も用意されています。
諸君は、自らの興味と必要を満たすためにどの科目を受講すべきかを考えて、履修科目を決めましょう。
ただし、科目によっては、ある程度の知識を前提として必要とするものがあります。何もない状態で教室に来てすべてがわかるほど学問というものは甘いものではありません。それは段階を追って必要な科目を履修することによって(もしくは自分で知識を得ることによって)得られるものです。たとえばある科目を履修したいと思ったならば、その科目を履修するために必要な知識は何かを見極め、それを得るために必要な科目を履修したのちに自分がターゲットとする科目を履修する、という履修プランをたてましょう。
各科目を履修するために必要な知識については、各科目の講義要綱に記載されています。また科目によっては、はっきりとある科目の履修を前提としている場合もあります。これらについても講義要綱に記載されています。まず、講義要綱を熟読することが大事です。
過去、時間割の「選択必修科目」という項目だけを見て、わけもわからず高度な内容の講義の教室に学生が多数殺到するという情けない状況が見られました。自分のレベルはどの程度なのか、そして、自分がどういった知識を身につけたいのか、を把握し、各科目でどのようなことをやっているのかを講義要綱で確認してから、科目を選択しましょう。
次に前提とする知識ですが、どの科目をあらかじめ履修すべきかは各科目の講義要綱に記されています。また、必ずしも前提条件というわけではありませんが、関連する知識を提供する科目であるため、履修しておくと、別の科目の理解が容易になる、という科目もあります。これらをまとめておきます。
科目名 | 前提となる科目 | 関連する知識を提供する科目 |
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情報処理II(WWWによる情報発信とサービス提供I) | 情報処理I(UNIX入門) | |
情報処理III(WWWによる情報発信とサービス提供II) | 情報処理II(WWWによる情報発信とサービス提供I) | 情報処理I(UNIX入門) 情報処理II(C言語プログラミングI) 情報処理II(fortran言語による統計データ処理I) |
情報処理II(C言語プログラミングI) | 情報処理I(UNIX入門) | |
情報処理III(C言語プログラミングII) | 情報処理II(C言語プログラミングI) | |
情報処理II(fortran言語による統計データ処理I) | 統計学I(並行して履修すること) | |
情報処理III(fortran言語による統計データ処理II) | 情報処理II(fortran言語による統計データ処理I) 統計学I 統計学II(並行して履修すること) | |
情報処理II(Excelによる統計データ処理) | 情報処理I(Windows入門) (もしくはそれ相当の知識) 統計学I/II(並行して履修すること) |
以上の表と各講義の講義要綱をよく読んで、情報処理科目の履修プランをたてた上で、今年度の履修科目を決めましょう。
情報処理の各科目は講義とともにPCを使った演習を伴うため、配当された教室の定員が履修者数の上限となります。したがって、履修希望者が教室の定員を超えた場合、履修制限を実施することになります。クラス指定のない春学期・火曜3時限の「情報処理I(Windows入門)」を履修することもできます。この場合は以下を参考にしてください。