情報処理履修上の注意事項

履修にあたっての学則上の制約などについて

  1. 卒業するためには「情報処理I」「情報処理II」のいずれか1科目2単位を履修し、合格しなければなりません。
  2. ただ、これは一科目のみしか履修できないことを意味するわけではなく、複数の情報処理科目を履修することができます。
  3. また違うサブタイトル*のものであれば同一名称の科目であっても履修することが可能です。たとえば同じ「情報処理II」であってもサブタイトルの違う「C言語プログラミングI」と「WWW による情報発信とサービス提供I」の両方を履修できます。(もちろん履修単位上限の範囲を超えて履修はできません。)
    * 情報処理I(Windows入門)<既習者用>と情報処理I(Windows入門)は同一サブタイトルと見なします。
  4. ただし同一名称の情報処理科目を複数履修する場合、2科目めからは自由科目として履修します。進級や卒業要件として算入される単位数には制約がありますので、注意してください。
    進級単位
    第2・3学年に設定されている基礎教育科目の進級条件には、「情報処理I」2単位、「情報処理II」2単位の合計4単位までが含まれます。
    卒業要件
    1. 違うサブタイトルの同一科目(「情報処理I」「情報処理II」「情報処理III」)を複数履修した場合は、2科目めからは自由科目としての履修となり、卒業要件には含まれません。
    2. 「情報処理I」「情報処理II」の片方だけを履修し合格した場合、1科目2単位分が基礎教育科目として卒業要件に認定されます。
    3. 「情報処理I」「情報処理II」の両方を履修し合格した場合、1科目2単位分が基礎教育科目に、残りの2単位分は卒業単位認定科目として認定されます。
    4. 「情報処理III」は履修し合格すると1科目2単位分が基礎教育科目の選択科目として卒業単位認定科目に認定されます。

どのような科目を履修すればよいか

経済学部において「情報処理」は基礎教育科目として位置づけられています。今後、諸君が経済学部で必要となるようなさまざまな情報処理の知識を修得することを目的としています。もちろん必要最低限の知識を修得するだけではなく、さらに高度な知識を得られるような科目も用意されています。

諸君は、自らの興味と必要を満たすためにどの科目を受講すべきかを考えて、履修科目を決めましょう。

ただし、科目によっては、ある程度の知識を前提として必要とするものがあります。何もない状態で教室に来てすべてがわかるほど学問というものは甘いものではありません。それは段階を追って必要な科目を履修することによって(もしくは自分で知識を得ることによって)得られるものです。たとえばある科目を履修したいと思ったならば、その科目を履修するために必要な知識は何かを見極め、それを得るために必要な科目を履修したのちに自分がターゲットとする科目を履修する、という履修プランをたてましょう。

各科目を履修するために必要な知識については、各科目の講義要綱に記載されています。また科目によっては、はっきりとある科目の履修を前提としている場合もあります。これらについても講義要綱に記載されています。まず、講義要綱を熟読することが大事です。(以下にも表としてまとめられていますが、これはあくまでサマリーです。詳細については講義要綱を見てください。)

過去、時間割の「選択必修科目」という項目だけを見て、わけもわからず高度な内容の講義の教室に学生が多数殺到するという情けない状況が見られました。自分のレベルはどの程度なのか、そして、自分がどういった知識を身につけたいのか、をきちっと把握してから、科目を選択しましょう。

まずレベルについてですが、ただし初心者であればあるほど、自分のレベルは見極めにくいものです。だいたい次の表を目安としてください。
レベル科目
まったくさわったことがない 情報処理I(Windows入門)
パソコンを使ったことがある
けれども
  • ゲームで遊ぶだけ
  • ホームページ*を見る程度
Windowsパソコンで
  • Eメールの文章の編集・送受信
  • WWWページを見る
  • ワープロでの文章作成
をやったことがある
  • 情報処理I(Windows入門--<既習者>)
  • 情報処理I(UNIX入門)
  • 情報処理II
の各科目
*)ちなみに世間一般に「ホームページ」と呼ばれているので、わかりやすくするためにこう書きましたが、これは誤用です。


次に前提とする知識ですが、どの科目をあらかじめ履修すべきかは各科目の講義要綱に記されています。また、必ずしも前提条件というわけではありませんが、関連する知識を提供する科目であるため、履修しておくと、別の科目の理解が容易になる、という科目もあります。これらをまとめておきます。
科目名前提となる科目関連する知識を提供する科目
情報処理II(WWWによる情報発信とサービス提供I) 情報処理I(UNIX入門)
情報処理III(WWWによる情報発信とサービス提供II)情報処理II(WWWによる情報発信とサービス提供I)情報処理I(UNIX入門)
情報処理II(C言語プログラミングI)
情報処理II(fortran言語による統計データ処理I)
情報処理II(C言語プログラミングI) 情報処理I(UNIX入門)
情報処理III(C言語プログラミングII)情報処理II(C言語プログラミングI) 
情報処理II(fortran言語による統計データ処理I)統計学I(並行して履修すること) 
情報処理III(fortran言語による統計データ処理II)情報処理II(fortran言語による統計データ処理I)
統計学I
統計学II(並行して履修すること)
 
情報処理II(Excelによる統計データ処理)情報処理I(Windows入門)
(もしくはそれ相当の知識)
統計学I/II(並行して履修すること)
 

以上の表と各講義の講義要綱をよく読んで、情報処理科目の履修プランをたてた上で、今年度の履修科目を決めましょう。

履修制限について

情報処理の各科目は講義とともにPCを使った演習を伴うため、配当された教室の定員が履修者数の上限となります。したがって、履修希望者が教室の定員を超えた場合、履修制限を実施することになります。

クラス指定のある「情報処理I(Windows入門)」

  1. 情報処理I(Windows入門)の多くのクラスにはクラス指定が設けられています。これらのクラスは、春学期が未習者用の内容、秋学期が既習者用内容となっています。
  2. 未習者・既習者の振り分けは4月●日に諸君が提出する「情報科目 未習・既習申告」に基づいて行われます。
  3. 「情報科目 未習・既習申告」においては、高校において情報科目を履修したはずの学生はすべて既習者となります。
  4. ただし教室定員の関係で、一部の既習者は未習者クラスに振り替えられる場合があります。
  5. 詳細については入学式後のガイダンスで説明があります。

クラス指定のない「情報処理I(Windows入門)」、「情報処理I(UNIX入門)」、情報処理II、情報処理III

  1. クラス指定のない科目(情報処理I(UNIX入門)、情報処理I(Windows入門)の一部)、情報処理II、情報処理III)で履修希望者が定員を超えた場合には事前登録に基づいた履修制限を行います。
  2. 事前登録は、各科目の第1回目の講義(科目ガイダンス週間中)の際に行いますので、履修希望者は必ず出席するようにしてください。
  3. 履修制限を行う場合、この事前登録を行ったものを優先的に扱うことになります。(ただし事前登録者数が教室定員を超えてしまった場合には、事前登録者の中から抽籤を行うことになりますので、事前登録者が必ず履修できるわけではないことはご承知おきください。)