中村 慎助
- 個人基本情報
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- 氏名:
- 中村 慎助 [なかむら しんすけ]
- 職位:
- 教授
- 研究室:
- 三田研究室
- 略歴:
- 1983年:経済学部助手。1985年から89年まで:米国ミネソタ大学経済学部に留学,89年:ミネソタ大学にてPh.D.(経済学)取得。1990年:経済学部助教授。1995年から1996年まで:ミネソタ大学金融学部ならびにカリフォルニア大学バークレイ校経済学部訪問研究員。1997年:経済学部教授。2000年: 米国ブラウン大学経済学部訪問研究員。2001年:英国ロンドンスクールオブエコノミクス経済学部訪問研究員。
- 最終取得学位:
- Ph.D. ・経済学・米国ミネソタ大学
- 受賞学術賞:
- 所属学会:
- 日本経済学会,日本経済政策学会,日本数学会
- 教育活動
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- 担当科目(2003年度)
- 産業組織論(ゲーム理論)、数理経済学、ミクロ経済学初級、経済数学入門、研究会
- 教育方針:
- 経済理論に関する講義科目を担当しており、科目の性質上、学生が、各自理解したことを元に自分で考える能力を養うことが重要であると考える。そのために講義においては可能な限り全体像を伝えることに重点をおいている。また授業においては一方的な講演ではなく双方向的な進行を心がけている。
- 研究活動
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- 専攻・研究領域:
- ミクロ経済学
- 現在の研究活動
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- 研究課題名:
- 市場の失敗と公共政策
- 途中経過及び今後の計画:
- 完全競争市場においては、通常、厚生経済学の基本定理により、パレート効率性が実現されるものとされる。しかしながら、この事実は、公共財や外部性に代表される要因によって、容易に覆される。このような状況の下での各経済主体の合理的な行動とはどのようのものか、あるいはその集合体としての経済は、全体としてどのような動きを見せるのか、そしてそれを前提とした上で市場を補完する公共政策、代替する経済制度はどのようなものなのかを研究する。
- 主要業績:
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"A Feasible Nash Implementation of Walrasian Equilibira in the Two-Agent Economy "Economics Letters 1990
"Feasible Nash Implementation of Competitive Equilibria in an Economy with Externaliteis" [経済研究」 1992
"Nash-Implementation of the Lindahl Correspondence with Decreasing Returns to Scale Technologies" International Economic Review 1994 (共同論文)
"Impossibility of Nash Implementation in Two Person Economies" Review of Economic Design 1998
「公共経済学の理論と実際」東洋経済新報社 2003 (共著)
- 閲覧者へのメッセージ:
- 学生の諸君は、研究を中心とした充実した学生生活を送られることを望みます。