松村 高夫


個人基本情報
氏名:
松村 高夫 [マツムラ タカオ]
職位:
教授
研究室:
三田研究室532、(内線23232)
略歴:
1960〜1964年、慶應義塾大学経済学部
1964〜66年、同大学大学院経済学研究科修士課程
1966〜69年、同大学同研究科博士課程
1972〜76年、英国ウォーリック大学社会史 M.Phil.およびPh.D.課程
1966〜72年、慶應義塾大学経済学部助手
1972〜82年、同大学同学部助教授
1982から現在まで、同大学同学部教授
最終取得学位:
Ph.D.社会史 ウォーリック大学
受賞学術賞:
所属学会:
社会経済史学会
社会政策学会
歴史学研究会
教育活動
担当科目(2003年度)
[通学課程]
イギリス社会史、経済史、戦争と社会
[通信教育課程]
教育方針:
講義は、あくまでも学生一人一人が歴史家になるための、つまり主体的に自らの頭脳を使って自らの思想を創造するための、参考材料を与えるにすぎない。従って、多様な歴史の見方を紹介し、史料をつかって判断する手助けとなるよう心がけている。そして、分断化・専門化された知識を得るのではなく、総合的な歴史理解がなされるよう講義したいと考えている。
研究活動
専攻・研究領域:
社会史
現在の研究活動
(1)研究課題名:
イギリス社会史・労働史
途中経過及び今後の計画:
  1. 1831年選挙法改革暴動
  2. 19世紀イギリス精神病院史
  3. オズボーン判決
  4. ナフィールド社会再建計画
  5. 1984-85炭鉱ストライキ
(2)研究課題名:
旧「満州」の社会史・労働史
途中経過及び今後の計画:
  1. 撫順炭鉱労働史
  2. 満鉄調査部弾圧事件
  3. 731部隊と細菌戦
主要業績:
著書
The Labour Aristocracy Revisited : The Victorian Flint Glass Makers,Manchester u.p., 1983.
編著書
『論争 七三一部隊』晩聲社, 1994 (増補 1997)
『戦争と疫病 −七三一部隊がもたらしたもの』本の友社, 1997.
『満鉄労働史の研究』日本経済評論社, 2002
Urban Reconstruction in Britain and Japan, 1945-1955,Luton u.p., 2002
単著論文
「タフ・ヴェイル判決とイギリス鉄道労働運動」『三田学会雑誌』79-5, 1986〜87-4, 1995.
「フレーム・アップとしての満鉄調査部弾圧事件(1942・43年)」、『三田学会雑誌』95-1, 2002.
「経済学という幻想」,『経済学の批判と再検討』弘文堂,2003年所収
閲覧者へのメッセージ:
研究としては,前紀イギリス社会史・労働史,旧満州の社会史・労働史の他に20世紀のマス・キリング(アルメニア人虐殺,ノグンニ虐殺等),朝鮮戦争と細菌戦,社会史の歴史(ヴィーコ,ミシュレ,フェーブル等)を研究対象としている。