池尾 和人
- 個人基本情報
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- 氏名:
- 池尾 和人[いけお かずひと]
- 職位:
- 教授
- 研究室:
- kikeo@econ.keio.ac.jp
- 略歴:
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1953 年1 月12 日 京都市に生まれる
1975 年3 月 京都大学経済学部卒業
1975 年4 月 一橋大学大学院経済学研究科入学
1980 年3 月 同研究科博士課程を単位取得の上、満期退学
1980 年4 月 岡山大学経済学部助手
1983 年4 月 同学部講師
1984 年4 月 同学部助教授
1986 年4 月 京都大学経済学部助教授に配置転換
1994 年4 月 慶應義塾大学経済学部助教授
1995 年4 月 同教授(現在に至る)
- 最終取得学位:
- 京都大学経済学博士(論文『日本の金融市場と組織』による)
- 受賞学術賞:
- 第1 回全国銀行学術研究振興財団賞・1995年
義塾賞・1996年
- 所属学会:
- 日本ファイナンス学会
日本経済学会
日本金融学会
- 教育活動
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- 担当科目(2007年度)
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- [通学課程]
- 日本経済システム論、企業金融論、金融論(法科大学院)
- [通信教育課程]
- なし
- 教育方針:
- 難しいことを分かったような気になるよりも、基礎的なことを確実に理解することの方が大切だというスタンスで進める。
- 研究活動
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- 専攻・研究領域:
- 日本経済と金融
- 現在の研究活動
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- 研究課題名:
- 金融・資本市場の競争力強化
- 研究課題名:
- 銀行規制改革
- 主要業績:
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- 単著
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『日本の金融市場と組織−金融のミクロ経済学−』東洋経済新報社、1985年.
『銀行リスクと規制の経済学−新しい銀行論の試み−』東洋経済新報社、1990年.
『金融産業への警告』東洋経済新報社、1995年.
『現代の金融入門』ちくま新書、1996年.
『銀行はなぜ変われないのか−日本経済の隘路−』中央公論新社、2003年.
『開発主義の暴走と保身−金融システムと平成経済−』NTT出版、2006年.
- 編著
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『金融理論と制度改革』(貝塚啓明と共編)有斐閣、1992年.
『日本の産業システム9 金融サービス』(堀内昭義と共編)NTT出版、2004年.
『エコノミック 入門金融論』ダイヤモンド社、2004年.
『市場型間接金融の経済分析』(財務省財務政策総合研究所と共編)日本評論社、2006年.
- 共著
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『ゼミナール 現代の銀行』(金子隆・鹿野嘉昭と共著)東洋経済新報社、1993年.
『日韓経済システムの比較制度分析』(黄圭燦・飯島高雄と共著)日本経済新聞社、2001年.
『経済学とファイナンス[第2版]』(浅子和美・大村敬一・須田美矢子と共著)東洋経済新報社、2004年.
- 閲覧者へのメッセージ:
- 現在の日本経済を取り巻く様々な面での閉塞感は、いわゆる「制度疲労」に起因すると考えられます。かつていかにうまくいった仕組みであっても、時代・環境が変われば、逆の桎梏に転じてしまうことがあります。この意味で、明日の日本経済を築くために必要な規制改革や構造改革は、単に部分的な手直しといったことではなく、制度のあり方の基本原理の転換を実現するものでなければなりません。わたしは、こうした問題意識で研究をしています。