神田 さやこ


個人基本情報
氏名:
神田 さやこ[かんだ さやこ]
職位:
准教授
研究室:
略歴:
1994年慶應義塾大学経済学部卒業
1997年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了
2005年ロンドン大学大学院博士課程修了(PhD)
2005年慶應義塾大学大学院経商連携21世紀COEポスドク研究員
2007年大阪大学大学院経済学研究科講師
2008年慶應義塾大学経済学部准教授
最終取得学位:
PhD, History, University of London
受賞学術賞:
社会経済史学会賞(2004年)
所属学会:
社会経済史学会、日本南アジア学会
教育活動
担当科目(2008年度)
[通学課程]
経済史II、南アジア経済史、演習、研究会、経済史演習(大学院)
[通信教育課程]
教育方針:
講義科目では、各回明確なテーマにそって、アジアの長期的な経済発展とそれに伴う諸問題について理解を深めてもらいます。セミナー形式の科目では、良書を多く読むことを通じで、自分で考え、調べ、議論できる力を養っていきます。
研究活動
専攻・研究領域:
経済史・南アジア史
現在の研究活動
研究課題名:
植民地期南アジア経済の変容―商取引制度と市場を中心に
途中経過及び今後の計画:
研究課題名:
植民地期南アジアの工業化におけるエネルギー問題
途中経過及び今後の計画:
主要業績:
単著論文
「18世紀末〜19世紀前半におけるベンガルの穀物流通システム―穀物交易をめぐるインド商人と東インド会社」、『社会経済史学』第66巻第1号(2000年5月)、67−84頁。
‘The English East India Company and indigenous trading systems: The grain trade in early colonial Bengal’, in S. Sugiyama and Linda Grove (eds), Commercial networks in modern Asia (London: Curzon Press, 2001), Chapter 12, pp.214-234.
「ベンガル塩商人の活動とイギリス東インド会社の塩独占体制(1788〜1836年)」、『社会経済史学』第68巻第2号(2002年7月)、21−42頁。
「環ベンガル湾塩交易ネットワークと市場変容―塩と穀物取引をめぐって」、籠谷直人・脇村孝平共編著『帝国のなかのアジア・ネットワーク―長期の19世紀アジア―』(世界思想社、近刊)。
その他
「インド経済史研究と『バザール経済』―C. A. Bayly とRajat K. Ray を中心に」、『三田学会雑誌』第92巻第2号(2000年7月)、189−205頁。
‘Merchants, markets, and the monopoly of the East India Company: the salt trade in Bengal under colonial control, c.1790-1836’ (Unpublished PhD thesis, University of London, 2005).
「植民地期インドの工業化に関する一考察―エネルギー市場との関連から」、Keio University market quality research project, discussion paper series, no.2005-022(2006年2月)。
‘The colonial transition in the “long” eighteenth century: reflections on the presentations of Professors Shinkichi Taniguchi and Tsukasa Mizushima’, Journal of the Japanese Association for South Asian studies, no.18 (October 2006), pp.223-228.
‘Energy in indigenous industries: re-considering the decline of the salt industry in mid-nineteenth century Bengal’, Keio University market quality research project, discussion paper series, no.2006-25 (February 2007).
‘Merchants, institutions and the market: changes in the salt trade in early colonial Bengal’, Discussion Papers in Economics and Business, Graduate School of Economics and Osaka School of International Public Policy, Osaka University, no.08-02 (January 2008).
閲覧者へのメッセージ:
経済発展著しいインド。インド経済の歴史を学ぶことを通して、そのダイナミズムの源を知るきっかけを与えられればと考えています。