志村明彦


個人基本情報
氏名:
志村明彦[しむらあきひこ]
職位:
准教授
研究室:
来往舎715号室・内線番号33231
略歴:
1962年東京生まれ
最終取得学位:
MA in ESL, University of Hawai'i at Manoa
受賞学術賞:
所属学会:
大学英語教育学会
教育活動
担当科目(2007年度)
[通学課程]
英語セミナー(中級)、Study Skills、英語科教育法、英語科教育法特論、英語科教育法(上級)、国際センターIndependent Studies
[通信教育課程]
英語科教育法
教育方針:
『英語セミナー(中級)』では、最新の英字新聞の記事を題材に、経済学部1年生必修科目である『Study Skills』で学んだreading、writing、presentationのacademic English skillsを伸ばすことを目的としている。英語の文献を大量に読み、それに基づいて本格的な英語によるプレゼンテーションをし、その発表内容をTerm Paperの形でまとめることを、ゼミ形式で行っている。教職課程センター設置科目『英語科教育法』では、英語教育学の理論的な側面を、同『英語科教育法特論』ではその実践的な側面を学び、教職に就いた際に必要となるであろう知識と技術を身につけている。
『英語科教育法(上級)』では、アクションリサーチの手法を使い、その履修者が興味を持っている英語科教育法の特定の分野にかんして、ゼミ形式でその理論的理解及び実践力をつけることを目的としている。なお、これらの科目は、基本的に教職に就くものが履修する科目であるから、採用試験等に関する指導も授業の内外で行っている。『国際センターIndependent Studies』では、国際センター在籍の大学院生の博士論文(日本の教員養成に関するエスノグラフィック研究)を指導している。なお、すべての授業においてコンピューターを最大限に有効利用し、マルチメディアを使った分かりやすい授業を心がけている。また、担当クラスの多くで英語によるプレゼンテーションの方法を教えているが、「授業」もプレゼンテーションの一形態であると考えられるので、すべての授業が学生にとって英語プレゼンテーションのモデルとなるよう心がけて英語で授業を行っている。なお、学期末にすべてのクラスにおいてCourse Evaluationとして、学生に無記名で授業評価してもらい、次年度の授業に活かすことにしている。
研究活動
専攻・研究領域:
外国語教育学、第二言語習得学
現在の研究活動
研究課題名:
慶應義塾における一貫英語教育のためのグランドデザイン研究:ニーズ分析
途中経過及び今後の計画:
外国語教育研究センターにおける学術フロンティア研究の一貫として、慶應義塾における小学校課程から大学校課程までの一貫英語教育のためのグランドデザインを研究している。グランドデザインを、ニーズ分析、教育目的・目標、教材、教授学習法、テスト、プログラム評価から構成すると考え、その第一段階であるニーズ分析の準備をしている。今年度は、一貫校の先生方と言語教育カリキュラム論及びニーズ分析方法論を検討し、年度内にデータを収集し、第二段階である教育目標の設定をする予定である。
研究課題名:
カリキュラム開発・改善のためのカリキュラム評価の方法論
途中経過及び今後の計画:
外国語教育研究センターにおける学術フロンティア研究の一貫として、慶應義塾における小学校課程から大学校課程までの一貫英語教育のためのグランドデザインを研究している。グランドデザインを、ニーズ分析、教育目的・目標、教材、教授学習法、テスト、プログラム評価から構成すると考え、その最終段階であるプログラム評価の方法論を研究している。今年度は、東京都港区の公立小学校で教育特区として行われている「国際科」について、主に形成的評価・プログラム改善を目的に、質的プログラム評価の方法を検証する。来年度はその結果を受け、「国際科」の教育指針、教科書、教員研修等について具体的提案をする。
主要業績:
単著
  • 日本語のForeigner Talkと日本語教育、『日本語教育』68号、1989年.
  • "Testing the availability of Universal Grammar in second language acquisition: Occasional Papers 12," Department of English as a Second Language, University of Hawai'i at Manoa, 2000.
共著
  • "A second language classic reconsidered--the case of Schachter's avoidance," Second Language Research, 8, 251-277, 1992.
  • 英語から日本語へのプラグマティック・トランスファー、『日本語教育』79号、1993年.
  • "Pragmatic transfer in the speech act of refusal in Japanese as a second language," Asian Pacific Communication, 5, 106-127, 1994.
  • "Suggestion to buy: television commercials from the U.S., Japan, China, and Korea," Speech acts across cultures: Challenges to communication in a second language. Studies on Language Acquisition, 11. 1995.
閲覧者へのメッセージ:
外国語教育学や第二言語習得学の理論を、日本の中学・高等学校課程における実践にどの様に応用できるのか、現場の英語の先生方とアクションリサーチをしてみたいと考えてます。日吉キャンパスでそのようなアクションリサーチをしてみたいと思われる先生方、御連絡いただけたらと思います。