根岸 宗一郎
- 個人基本情報
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- 氏名:
- 根岸 宗一郎(ねぎし そういちろう)
- 職位:
- 准教授
- 研究室:
- 日吉来往舎
- 略歴:
- 1994年:東京大学文学部国文学専修課程卒業。2003年:東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻中国語中国文学専門分野博士課程修了。2004年:慶應義塾大学経済学部専任講師。 2007年より現職。
- 最終取得学位:
- 博士(文学・東京大学)
- 受賞学術賞:
- 所属学会:
- 日本中国学会・東方学会
- 教育活動
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- 担当科目(2007年度)
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- [通学課程]
- 中国語・自由研究セミナー
- 教育方針:
- 中国語の学習を通じてしっかりした中国語力を身につけるとともに、中国の文化・歴史・社会への理解を深めてもらうことを目標としている。授業ではできる限り時間をとって学生一人一人が発音などの練習に参加できるようにする。また中国の文化・歴史・社会等について紹介できるよう教材等を工夫していきたい。
- 研究活動
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- 専攻・研究領域:
- 中国近現代文学・比較文学
- 現在の研究活動
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- 研究課題名:
- 周作人と西洋文学
- 途中経過及び今後の計画:
- 中国近代文学の創出に中心的役割を果たした周作人を取り上げ、中国・日本における近代文化形成と西洋文化受容の関係を考察している。 先ず、周作人の日本留学期間(1906-11)における西洋文学の受容と文学観の形成を考察した。次に、ライフワークの一つとなった 古代ギリシア文学の翻訳紹介活動を取り上げ、周作人にとってギリシア・古代ギリシア文学とは何かを分析した。今後は、ギリシア文学の翻訳紹介活動等を手がかりに、ギリシア文化と中国文化との関係に対する彼の認識ついて考察を進めていきたい。さらには19世紀末から 20世紀初頭の中国・日本における西洋文学(特にギリシア文学)受容と近代文学形成の流れの中で活躍した主要な作家・文人たちを取り上げ、周作人との関係を軸に分析していく予定。
- 主要業績:
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- 単著論文
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- 「周作人留日期文学論の材源について」(『中国研究月報』583号、1996年9月25日発行、中国研究所)
- 「周作人におけるハント、テーヌの受容と文学観の形成」(『日本中国学会報』第四十九集、1997年10月18日発行、日本中国学会)
- 「周作人とギリシア文学----1921年における転回を中心に」(『東京大学中国語中国文学研究室紀要』第3号、2000年4月15日発行、東京大学中国語中国文学研究室)
- 「周作人とH・S・タッカー----立教大学におけるギリシア語学習とギリシア文学・キリスト教との出会い」(『中国研究月報』638号、2001年4月25日発行、中国研究所)
- 「近代中国におけるギリシア文学---周作人と羅念生を中心に--」(『日吉紀要 言語・文化・コミュニケーション』36号、2006年3月発行、慶應義塾大学)
- 単著
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- 『周作人とギリシア文学』(東京大学人文社会系研究科博士論文ライブラリー、2004年4月1日、コンテンツワークス株式会社)
- 単著翻訳論文
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- 王潤華「反植民地主義から植民地主義者へ----魯迅とシンガポール・マレーシアのポストコロニアル文学」(『アジア遊学』第25号、2001年3月5日発行、勉誠出版)
- 閲覧者へのメッセージ:
- 中国近代文学の創出に中心的役割を果たした周作人を中心に、中国・日本における近代文化形成と西洋文化受容の関係を研究しています。19世紀後半から20世紀初頭の中国と日本が、西洋という異文化との接触から経験した変化がどのようなものであったかを考えるとともに、現在の文化のあり方を考える手がかりも探していきたいと思っています。