村越貴代美


個人基本情報
氏名:
村越貴代美[むらこしきよみ]
職位:
教授
研究室:
日吉来往舎 内線30426
略歴:
1987 お茶の水女子大学修士課程人文科学研究科修了
1991 同大学博士課程人間文化研究科中退、図書館情報大学助手
1999 慶應義塾大学経済学部助教授
2004〜現職
  88〜90 中国杭州大学留学
  97〜98 米国ミシガン大学訪問研究員
  05年度 中国北京大学訪問学者
最終取得学位:
博士(人文科学・お茶の水女子大学、1997年取得)
受賞学術賞:
所属学会:
日本中国学会、東方学会、宋詞研究会
教育活動
担当科目(2007年度)
中国語 自由研究セミナー
教育方針:
中国語の学習を通じて、中国という異文化の理解を深めるとともに、日本の文化・歴史も見直すことができるよう努めている。
研究活動
専攻・研究領域:
中国古典文学
現在の研究活動
研究課題名:
南宋の詞壇と詞学
途中経過及び今後の計画:
南宋時代に詞の音楽面の研究が集大成されていく過程と、その背景にある詞壇の影響について調べている。
研究課題名:
中国の歌辞文芸――楽府から詞へ
途中経過及び今後の計画:
漢代の楽府から宋代の詞までの歌辞文芸の流れを、音楽や宗教の面から位置づけたい。
主要業績:
論文
「姜白石の楽論における琴楽」『風絮』2 2006
「詞律分析システムの構築に向けて」『日吉紀要 言語・文化・コミュニケーション』34 2005
「南宋の詞学と琴」『日吉紀要 人文科学』19 2004
「燕楽二十八調再考」『お茶の水女子大学中国文学会報』22 2003
「守られた英雄――辛棄疾」『ああ哀しいかな─―死と向き合う中国文学』(汲古書院) 2002
著書
『中国語基本単語・表現集 ふうたお』(共著)慶應義塾出版会 2005
『北宋末の詞と雅楽』慶應義塾出版会 2004
『クラウン中日辞典』(校閲)三省堂 2001
『図書及び図書館史』(共著)樹村房 1999
『世界の図書館』(共著)勉誠出版 1999
『図書館を使う』(共著)勉誠出版 1999
『音楽の源へ――中国の伝統音楽研究』(翻訳)春秋社 1996
閲覧者へのメッセージ:
中国の文学と図書、とくに宋代(10〜13世紀)を研究範囲としています。この時代は、「詞」という叙情詩(流行歌)が発達し、唐末に発明された印刷術が広く普及しました。作品の解読や作家の研究と同時に、詞をとりまく社会生活への関心から、当時の音楽や宗教、作品の編集・出版、などの状況を調べています。