岸 由二


個人基本情報
氏名:
岸 由二(きし ゆうじ)
職位:
教授
研究室:
日吉 内線33566
略歴:
最終取得学位:
理学博士 生物学 東京都立大学
受賞学術賞:
所属学会:
個体群生態学会 生物学史研究会
教育活動
担当科目(2007年度)
[通学課程]
生物学
自由研究(ナチュラリスト入門)
地域生態文化論
[通信教育課程]
生物学実験
教育方針:
地球環境危機の時代を善く生きるための、基本的かつ総合的な知識、体験を伝えられるような講義を工夫している。
研究活動
専攻・研究領域:
現在の研究活動
(1)
流域ランドスケープを基礎とした都市再生のための理論的・実践的な研究。鶴見川流域を基礎として各種の生態調査をすすめながら、同時に流域視野の都市計画の現場にさまざまな回路で関与している。慶応義塾日吉キャンパス・まむし谷の「一の谷」でも絶滅危惧魚類の保全回復活動、雑木林の再生作業などを推進中。
(2)
自然環境教育の発達的・生態的な基礎に関する研究ヒトの発達史にそった環境教育のあり方に関する原論的な探求。進化生態学を基礎とした基礎仮説の整理や、アンケート調査などをすすめている。
主要業績:
●著書
1991 「講座・進化2 進化論と社会」、分担執筆、 柴谷他編、東京大学出版会
1994 「リバーネーム」、リトル・モア
1996 「自然へのまなざし」、紀ノ国屋書店
1997 「いるか丘陵の自然観察ガイド」、編著、山と渓谷社
1999 「新しい共生空間」、分担執筆、慶應義塾大学経済学部編、弘文堂
2002 「流域環境の保全」、分担執筆、木平編、朝倉書店
2003 「鶴見川流域史誌 流域編」、分担編著、国交省京浜河川事務所
2003 「農業と環境の未来」、分担執筆、日大生物資源科学部国際地域研究所
2003 「横浜港北の自然と文化」、分担執筆、大倉山精神文化研究所
2005 「自然と共生した流域圏・都市の再生」、分担執筆、山海堂
2005 「 流域圏プランニングの時代」、分担編著、技報堂出版 ;
●訳書
1980 「人間の本性について」、E.O.ウイルソン, 思索社(1997年:筑摩学芸文庫)
1980 「生物=生存機械論」、(共訳)、R.ドーキンス、紀ノ国屋書店
1991 「進化生物学」、監訳、D. フツイマ、蒼樹書房
1991 「利己的な遺伝子」(共訳)、R.ドーキンス、紀ノ国屋書店
2000 「徳の起源」、監訳、M. リドレー、翔泳社
2006 「利己的な遺伝子」、(共訳)、30周年記念版、R.ドーキンス、紀ノ国屋書店
2006 「生物多様性という名の革命」、タカーチ、解説、日経BP
閲覧者へのメッセージ:
地球環境危機の時代の根本的な問いは、「どこに、だれと暮らすのか」という問いであろうと考えます。進化史と文化史の産物である一人のホモ・サピエンスとして、私たちはこの問いに、理性、魂、感性、そして日々の暮らしのありかたで、どうこたえているか。環境回復の時代を支える新しい学のありかたは、日々そう問う心から開かれてゆくように感じています。