羽田功
- 個人基本情報
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- 氏名:
- 羽田功(はだ・いさお)
- 職位:
- 教授
- 研究室:
- 来往舎648・内線:33244・メール:hada@econ.keio.ac.jp
- 略歴:
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- 1954年1月生れ
- 1977年3月 慶應義塾大学文学部独文科卒業
- 1981年4月 慶應義塾大学経済学部助手
- 1982年3月 慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻博士課程単位取得退学
- 1985年3月 ドイツ・ミュンヘン大学留学(〜1987年3月)
- 1988年4月 慶應義塾大学経済学部助教授
- 1995年4月 慶應義塾大学経済学部教授(〜現在に至る)
- 1997年4月 ドイツ・アーヘン工科大学ドイツ文学研究所訪問教授(〜1998年3月)
- 2000年4月 国立民族学博物館共同研究員(〜現在に至る)
- 2001年1月 文部科学省委託研究「教養教育研究会」座長(〜2002年3月)
- 2002年7月 慶應義塾大学教養研究センター所長(〜現在に至る)
- 最終取得学位:
- 文学修士(慶應義塾大学)
- 受賞学術賞:
- 慶應義塾大学学事振興資金による「義塾賞」・平成2年度
- 所属学会:
- 日本独文学会、慶應義塾藝文学会
- 教育活動
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- 担当科目(2003年度)
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- [通学課程]
- ドイツ語
- 教育方針:
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- 基本的な文法知識の習得をめざす。そのために時間内における小テストなどの実施のほか、オフィスアワーの開設、メールでの質問の受付を行っている。
- 読解力を養う(自然なドイツ語・日本語の関係の把握)。そのためにドイツ語と日本語の表現や発想における類似性と差異性について学生とともに考える時間を多く設定している。
- ドイツ語を支える文化・歴史への関心を喚起する。そのために適宜開解説や文献紹介、映像資料の利用などを行っている。
- 研究活動
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- 専攻・研究領域:
- 近代ドイツ文学・文化(特に19世紀末から20世紀初頭のユダヤ系ドイツ文学・文化)
- ユダヤ人問題(特に「ユダヤ人像」の成立と変遷過程の解明)
- 現在の研究活動
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- 研究課題名:
- 「Adversus Judaeos ―キリスト教会とユダヤ人―」
- 途中経過及び今後の計画:
- 2001年より3年計画で慶應義塾学事振興資金(個人研究・特B)により、ヨーロッパ中世初期から近・現代に至るキリスト教会のユダヤ人観とこれが「ユダヤ人問題」の歴史に及ぼした影響について、主として教会法との関連から研究を進めている。
- 研究課題名:
- 「民族イメージの言語性と身体性」
- 途中経過及び今後の計画:
- 2000年度より5年計画で文部科学省私学研究助成・学術フロンティア「超表象デジタル研究センター」プロジェクトの一環として、さまざまな「民族イメージ」の形成過程について、時間軸・空間軸を幅広く取り、ユダヤ、アメリカ、キューバ、マケドニア、中国、ラテン・アメリカ、パレスチナ、ドイツについて各領域の研究者と共同研究を進めている。
- 主要業績:
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- 単著論文:
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- 「『観察』におけるカフカの視点の問題」(1980年 「ドイツ文学」64号)
- 「”Judenfrage”の基本的問題性」(1988年 「ドイツ語学・文学」6号)
- 「永遠のユダヤ人―映画に見られるユダヤ人問題」(1990年「言語・文化コミュニケーション」6号)
- 「シナゴーグ その成立と意義」(1999年 「藝文研究」76号)
- 「キリスト教会とユダヤ人」(2001年 「藝文研究」81号)
- 共著論文:
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- 「ことばの歴史生態学」(三木亘・湯川武・岩見隆と共著)(1993年 「史学」62・3号)
- 「日本におけるフランツ・カフカII」[上・下](新田誠吾と共著)(1995・96年 「ドイツ文学」95・96号)
- 著書:
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- 「禁忌の構造―フランツ・カフカとユダヤ人のプラハ」(1989年 林道舎)
- 「洗礼か死か ルター・十字軍・ユダヤ人」(1993年 林道舎)
- その他:
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- エードゥアルト・フックス「ユダヤ人カリカチュア 風刺画に描かれた「ユダヤ人」」(翻訳・1993年 柏書房)
- 閲覧者へのメッセージ:
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- カフカを通じてユダヤ人の世界に入り込み、現在の主要な研究領域は「ユダヤ人問題」に絞られています。とはいえ、この問題自体が巨大なものであるため、ヨーロッパにおける「ユダヤ人像」の形成過程に対象を限定しつつ、さまざまな共同研究によって個人ではカバーできない部分を補いながら少しずつ仕事を進めているのが実情です。研究者ネットワークのありがたさを実感しています。
- と同時に、文部科学省委託研究「教養教育研究会」座長(〜2002年3月)、慶應義塾大学教養研究センター所長としての仕事を通して、大学における新たな教養教育のあり方についても勉強をしているところです。