慶應義塾創立150年記念・経済学部講演会
- 日時
- 2008年10月10日(金)14時45分〜16時15分
- 講演者
- Michael Rauscher氏 (Rostock University)
- 演題
- "Globalization and the Environment"
- 場所
- 北館ホール
- 司会
- 大沼あゆみ教授
- 内容 ※同時通訳付
-
- グローバラリゼーションと環境の関係はどのようなものなのだろうか?
- 経済が国際化されるにつれて、環境政策の効果はどのような影響を受けるのであろうか? たとえば、環境規制を弱くしようとする動きが世界で起こらないのであろうか。あるいは、環境基準を強化しようとしても、汚染産業が外国に移動してしまうというおそれのため、実行することはできないのではないだろうか。
以上の議論を、主に経済学の観点から話すが、実証的な証拠についても議論したい。さらにGATTあるいはWTOのような機構の政策的含意はどのようなものかを述べるとともに、その効果を検証したい。
- Michael Rauscher教授 略歴
- 1981年ハノーバー大学卒業。1989年、コンスタンツ大学で博士号を取得後、 キール大学を経て、1996年より現職。環境経済学および国際経済学を専門とする。 貿易や空間を取り入れた環境経済学の第一人者であり、今日の国際的な環境問題の 分析と解決に、多くの貢献を行っている。
- 主催
- 慶應義塾大学経済学部・慶應義塾経済学会